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「耄碌寸前」(森 於菟) [ノンフィクション]

 古い新聞を整理していて見つけた書評(池内紀氏による)に目が止まって(《老境》という自分に近しい話題であることもあって)興味を惹かれて図書館で借りて読んでみた。

耄碌寸前 (大人の本棚)

耄碌寸前 (大人の本棚)

  • 作者: 森 於莵
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2010/10/16
  • メディア: 単行本


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「赤毛のアン」の秘密(小倉 千加子) [ノンフィクション]

今年の4月から9月末まで放映されたNHK朝ドラの「花子とアン」はずっと観ていた。それなりに面白かったが、事実とはだいぶ違う、というような話も聞こえてきた。特に戦争協力の辺りか。

 「赤毛のアン」は、中学生の頃、姉の本棚にあったのを読んだことがある。姉がハマってて新潮文庫(村岡花子訳)の全10巻があって、勢いで全巻通読したのだ。しかし内容は殆ど憶えていない。最も印象が強いのはやはり第一巻のいくつかのエピソード(養子は男の子と望んでいたのを知って嘆く、石版でギルバートの頭を殴る、髪染めで緑色の髪になる、ボートが沈んでギルバートに助けられる、etc)で、モンゴメリも続篇を書くつもりはなかったのに、出版社の要請で(作家業を続けるために)書き続けたということらしいので、惰性によるクォリティの低下・マンネリ化は必然だったんだろう。

「赤毛のアン」の秘密

「赤毛のアン」の秘密

  • 作者: 小倉 千加子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2004/03/26
  • メディア: 単行本


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「陰謀論の正体! 」(田中 聡) [ノンフィクション]

〈陰謀論的な考え方がどうしても避けられなくなった現代社会のありよう〉について考察した本。

陰謀論の正体! (幻冬舎新書)

陰謀論の正体! (幻冬舎新書)

  • 作者: 田中 聡
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2014/05/30
  • メディア: 新書


 「陰謀論」については、以前似非科学=知的欲求+知的怠慢や、「『陰謀論』とは何か」(副島 隆彦)で考えたことがあるが、私のスタンスは単に馬鹿な話と切り捨てるものだったけれど、副島氏のと同じ幻冬舎新書で最近出たこの本では、そんな簡単に斬って捨て置くわけにもいかない、極めて入り組んだ、あるいは「とても面倒くさい」「多面的な情報ゲームの罠」「笑いものにすることが危うい」状況が現出している、と喝破する。目から鱗ものである。

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タグ:陰謀論
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「捨てる女」(内澤 旬子) [ノンフィクション]

この著者の本(「世界屠畜紀行」とか「東方見便録」とか、いろいろあるらしいが)、読むのは初めて。
 それにしてもかなりユニークな生き方だ。

捨てる女

捨てる女

  • 作者: 内澤 旬子
  • 出版社/メーカー: 本の雑誌社
  • 発売日: 2013/11/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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「『ストーカー』は何を考えているか」(小早川 明子) [ノンフィクション]

DVやストーカー問題に取り組むNPO法人ヒューマニティ理事長(カウンセラー)小早川明子氏の報告。
 長年の奮闘と経験と考察が詰まった厚みと人間味ある真摯な本。

「ストーカー」は何を考えているか (新潮新書)

「ストーカー」は何を考えているか (新潮新書)

  • 作者: 小早川 明子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/04/17
  • メディア: 単行本



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「フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人」(速水 健朗) [ノンフィクション]

「ラーメンと愛国」で食というユニークな視点で社会を切り取った著者による、それの姉妹編(当人のあとがきの弁では「兄弟編」?)で、同様に日本人の食行動の社会的な分析・意味付けを行っている。

フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 (朝日新書)

フード左翼とフード右翼 食で分断される日本人 (朝日新書)

  • 作者: 速水健朗
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2013/12/13
  • メディア: 新書


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「創作の極意と掟」(筒井 康隆) [ノンフィクション]

>「これは作家としての遺言である」
>小説界の巨人が初めて明かす、目から鱗の全く新しい小説作法!


創作の極意と掟

創作の極意と掟

  • 作者: 筒井 康隆
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/02/26
  • メディア: 単行本


 いわゆる「文章読本」(小説の書き方)である。この手の本は殆ど読んだことがないのだが、とても興味深く面白かった。読みやすいしわかりやすいし、著者の創作についての今までの長年の経験と研鑽(膨大な読書量とその整理された記憶)に基づいて到達し得た境地と多くの知見を様々なキーワードごとに章立てして惜しげも無く開陳しており、現役作家や作家志望者へのアドバイスとなっている。

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「作家の決断―人生を見極めた19人」 [ノンフィクション]

日大芸術学部文芸学科(林真理子、群ようこ、よしもとばなな等を輩出)での「編集演習」ゼミで行った作家インタビューを収録。
 作家もしくは編集者を目指す学生のゼミなので、その心構えの参考になるような話題、つまり作家としての歩み、小説作法などを体験的に語っていて興味深い。
 森村誠一、佐木隆三、津本陽、阿刀田高、大沢在昌、赤川次郎、渡辺淳一、田辺聖子、小池真理子、藤田宜永、夏樹静子、浅田次郎、北方謙三、筒井康隆、瀬戸内寂聴などなど。

作家の決断 人生を見極めた19人の証言 (文春新書)

作家の決断 人生を見極めた19人の証言 (文春新書)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/03/20
  • メディア: 新書


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