中国の歴史的寒波は地球寒冷化の現れか？ [世の中]
中国の雲南省という南部地方にまで大寒波が襲い、大雪が降って交通網は大混乱、電力消費が跳ね上がって各地で大停電も起こったようだ。
地球温暖化によって気候変動が激しくなるのは周知の事実なので、大寒波もその一環だろうと思われるが、この現象を中国の人々がどう受け止めるか、が心配だ。
なにしろ「西暦2000年が２１世紀の最初の年だ」という考え方が大勢を占めていたと言う国である。若戸蘭さんたちが多いんじゃないか？という気がしてならないのだ。
今回の寒波を受けて「地球温暖化なんて嘘だろう。むしろ寒冷化しているのはこの寒波を見れば明らかだ。温暖化阻止のためのCO2削減なんてアホらしい」などと思う人が多くならない事を望む。
ところで、ここのところ本の紹介などで、私の言動は「反中国的」と見えるかもしれないが、特にそういうわけではない。いろんな視点で世界を見たいと思うだけで、ヒステリックな反中言論にはなんの実りもないと思う。
〈レイ感商法〉に関する考察 [世の中]
「冷感商法」とは、冷感症（不感症）に悩む女性を標的にした詐欺商法である。
最近ひどくなって来ている夏の酷暑対策をうたっての冷房関連商品の売り込みも「冷感」を目的にしているので紛らわしいが、あくまでも冷感症がターゲットのビジネスである。
紛らわしいと言えば、同音異義語の「霊感商法」がまたぞろ世間を騒がせているが（しかも今回は警官が関与し、それも猥褻とか殺人とかのよくある粗暴犯でなく、同じ破廉恥罪でも知能的な経済犯であるという「進化」を遂げている点が新しい）、これとは全く別のパターンである。騙される被害者の知的レベルの低さは共通してはいるが。
友達の友達は＊＊だ。世界に広げよう＊＊の、ワッ！ [世の中]
任意の人間から、その知っている人を辿ると、６回かそこらで全世界の人類全てにつながる、という話を聞いたことがある。
とすると、世界総人口を約60億として、その６乗根が平均的〈知人〉数ということなのか。いくつになるのか、エクセルで調べたら、43の６乗が6,321,363,049なのだが、知人数としては随分少ないなと言う気がする。５乗でいいとすると、91の５乗が6,240,321,451で、これでもまだ少ない。４乗でいいなら280の４乗が6,146,560,000で、この辺が妥当なのかなとも思うが、いやいや普通の社会人なら〈知人〉の数は軽く千人を越える筈ではないか、とも思うのだが、重複を除くとこんなものなのか。
で、取りあえず280という数字（４乗で世界を覆える）を採用してみよう。友人の友人（つまり第２階層）の数は280の２乗の78,400人である。この中に１人のアルカイーダメンバーの存在が報告された。しかも〈極めて権威ある筋〉からの情報であるので間違いない。
ということは全人類の78,400人に１人のアルカイーダが存在するということである。60億を78,400で割ると76,531人となる。そんなもんなのかなぁ？少なすぎる気がする。いや、この計算は単純すぎるかも知れない。一旦アルカイーダが出現したら、そこからの〈知人〉の中のアルカイーダの出現率が280分の１という低率な筈はなくもっとずっと高くなるだろう。その率がどれくらいなのか、考えても分からないので、無意味な試算はこれ以上はしない。
それにしてもアルカイーダというのは組織というより「思想運動」みたいなものだから、共鳴して「自分はアルカイーダだ」と思ったらその人はアルカイーダになるのであって、単なる直接の面識のある〈知人〉つながりよりも伝播力は強いだろう。
ところで、件の発言以外にも妄言を連発している鳩山法相だが、印象としてはＭＲＩ検査が必要、と思われる。
山火事、資源濫費、サブプライム問題、バイオエタノール [世の中]
カリフォルニアのロスアンゼルスからサンディエゴにかけての山火事で、東京２３区の２．６倍にあたる1600平方キロを焼き、1500軒の家が焼け、90万人以上の住民に避難命令や勧告が出ており、さらに６万８千軒に火が迫っているようだ。砂漠を渡って来た乾燥した風にフェーン現象が加わっての惨事らしい。
知事のシュワちゃんは「乾燥（湿度10％以下）、高温（30度以上）、強風（最大風速30メートル）の三拍子がそろった『山火事に完璧（かんぺき）の状態』」と言ったとか。（「山火事日和」とか「山火事にはもってこいの日」の方が気が利いているのではないか？というのは不謹慎だろうが）
世襲には向かない職業 [世の中]
またしても、〈医師の息子〉による殺人事件が起こった。
記憶に新しいところでも、奈良県の高校生の放火殺人事件、渋谷の予備校生の妹殺害解体事件と、枚挙に暇がない印象がある。これらの事件の背景には、〈医者の息子が、親と同じように医者になることを期待されたプレッシャーに押しつぶされての凶行〉という共通項があると思われる。
「職業は世襲されるべきである」とは、これまたなんとも前近代的な発想ではある。人には「職業選択の自由」が基本的人権として保証されているはずであるのに、こんなアナクロニズムがまかり通っているとは、しかもそれが人の命をあずかる崇高な仕事である医師について特に強く作用しているとは、全く持って許し難い風潮である。歌舞伎役者じゃあるまいし。
医師になるには高い学力は勿論必須だが、それ以上に適性と使命感が求められる筈である。たまたま医者の子に生まれたからといって、それらが無条件に備わっている保証は全く無いのであって、その齟齬に苦しむ子供たちの数は一体どれくらいなのか、想像を絶する。
逆に世襲が最もし易いのは政治家であろう。本人の能力や適性とは無関係にジバン、カンバン、カバンを引き継ぎさえすればいいのだから（端的な例が、今の北朝鮮やアメリカやそして他ならぬ我が日本の最高権力者たちである）。しかし、し易いとは言っても、政治家というのは「最も世襲されるべきでない職業」ではあろう。
「親が医者なので医者になった」ような医者に診てもらいたいとは思わない。勿論、幼い頃から親の仕事ぶりを見て尊敬し、自分もそんな医者になりたい、と自ら選択したのであれば褒められこそすれ、何ら問題はない。そうでなく、単に「儲かるから」「社会的地位が高いから」「いい女（財産目当ての？）と結婚できるから」というだけで、子供に医者になるよう陰に陽に強制する親や周囲が問題なのだ。（ちなみに、歯科医は今や増えすぎて過当競争となり、収入が少なくなって負け組転落の危機にあるらしいとも聞いたが）
「医者の子供が、敢えて医師を志した場合には、10年間の僻地勤務を義務化する法案」を提出したい。
いよいよもって温暖化 [世の中]
ここの所の暑さは尋常でない。
熊谷で40.9°Cと日本国内の観測史上最高気温を更新したとか。
夜になっても気温は下がらず、今午後9：40現在、私の家の室内気温は33.5°Cある。
私はクーラーは使わない主義なので、扇風機だけ回している。熱風が裸の体に当たっている。
今宵は朝まで30°を下回らないそうな。一晩中扇風機を直接体に当て続けても風邪を引く恐れはなかろう。
さきほどのニュースでは北極圏の氷が今年になってどんどん減っている、30〜40年先と思われていた事態がもう起こっているとか。
沖縄のサンゴの白化現象も大規模に発生しているらしい。
南の方には910ヘクトパスカルの台風８号が北上しつつある。
「温暖化」って言葉には、以前からちょっとインパクトが弱いんじゃないの？「温暖」って基本的には〈いいニュアンス〉じゃないか？と思っていた。正しくは「地球焦熱化」と言い換えるべきではないか、と。
アメリカ橋落ちる、落ちる、落ちる〜♪ [世の中]
アメリカの道路や橋などのインフラが老朽化して来ている、という話を聞いたのはもう随分前、20年くらい前だったんじゃないかと思うが、最近はあまり聞かなかった、のは只の注意力散漫だったのかな？
今回のミネアポリスの橋落下事故ニュースで、アメリカの橋の３割は老朽化してる、などと言っていた。この事故はアメリカの没落の始まりの象徴のような気がしてならない。
原発と「未必の故意」 [世の中]
今回の中越沖地震で、日本の原発の危険性についてあらためて考えた。
以前から数えきれないほどの隠蔽、データ改竄などを繰り返して来た日本の原発だが、今回の地震でさらに安全対策の不備が明らかになった。消防訓練すらしてないというのだから、あまりに杜撰と言うか、ここまで来ると「確信犯」（←この言葉の使い方は厳密には誤用だが）ではないか？という気がして来る。
そこで浮かんだのが、「未必の故意」という法律用語である。
