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〈レイ感商法〉に関する考察 [世の中]

「冷感商法」とは、冷感症(不感症)に悩む女性を標的にした詐欺商法である。
 最近ひどくなって来ている夏の酷暑対策をうたっての冷房関連商品の売り込みも「冷感」を目的にしているので紛らわしいが、あくまでも冷感症がターゲットのビジネスである。
 紛らわしいと言えば、同音異義語の「霊感商法」がまたぞろ世間を騒がせているが(しかも今回は警官が関与し、それも猥褻とか殺人とかのよくある粗暴犯でなく、同じ破廉恥罪でも知能的な経済犯であるという「進化」を遂げている点が新しい)、これとは全く別のパターンである。騙される被害者の知的レベルの低さは共通してはいるが。
 ●冷感商法の場合
   被害者は冷感であることに悩んでいる。それを脱却するための薬、器具、トレーニング法などに多額の金銭を費やす。
 ●霊感商法の場合
   被害者は霊感がないことに悩んでいる。それを補うために「霊感」に長けた「専門家」の助言の言うがままに、やはり高額の代価を払う。
という正反対の状況と言える。
 そもそも霊感のある人ならば、こんな商法には引っかかる筈がない。業者の嘘がすぐに見抜けるからである。大体、霊というこの物質世界と隔絶した世界になんで〈限りなく物質とイコールな金銭〉が意味を持つのか?そんな相互作用があるのか?(「地獄の沙汰も金次第」なんてのはウソである。金持ちしか天国に行けないなんてことがあり得る筈がない、というか、そんな天国ならいらねーよ!と言いたい)
 霊感商法にひっかかるのは、霊なるものに興味はあるが、悲しいかなとんと霊感に恵まれない衆生の輩であって、そこをつけ込まれ易いのだ。要するに〈愚か〉なのであって、あまり同情には値しないし、業者は「夢を売ったのだ」と言うこともできるのだから、〈宝くじ〉のインチキさとあまり変わらないだろう。どうせ可処分所得の範囲内での被害だろうし。
 対して、冷感症の女性には同情を禁じ得ない。これは純粋に単なる病気であり、その切実さは理解出来る。そう言えばEDも同様で、こっちも怪しげな商品が氾濫しているのではあった。

(この記事は書きかけです。「アンサイクロペディア」に投稿することを最終目標にして、とりあえず第1稿としてしたためたものです)


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