「銃社会」到来？

最近、日本でも銃を使った事件が多い。「アメリカに右倣え」の日本だから必然的な趨勢なのだろうか？
　アメリカンスタンダード→グローバルスタンダード→全地球に波及
となったら目も当てられないので、そうなって欲しくない。が、日本国内でもますます銃器の普及は進んでいるのではないだろうか？　くわばらくわばら！
　例の大学内の史上最大大量殺人事件の後でも、本家アメリカでは銃規制の機運はまるで盛り上がらないと聞く。「…ったく、どーしょーもない社会だなぁ」とは思うが、一方それも無理もないのかも知れない、とも思う。
　１億丁を越える数の銃が既に出回ってしまっている社会だ。元々開拓時代から銃による防衛（というより「その最大の手段としての攻撃」と言った方が正確か？）というのが身に付いている社会なので、規制が実施されても、その効果があって銃を捨てるのは〈まともな人達〉だけであって、犯罪者及びその予備軍は手放す筈が無いからかえって危険になる、ということもあるのだろう。実際、銃で防衛したために強盗が退散した、といった例が、年間の〈銃による死者の数〉を遥かに上回るらしい現状では、「銃を捨てろ！」と言ってもなかなか難しいんだろうな。
　なにより、銃器メーカーがスポンサーである【全米ライフル協会】が最大級の圧力団体だ、などという〈野蛮〉極まる社会なので、どうにもならない状況なのだろう。
　何かで聞いた言葉に「銃で安全が守れるのならば、アメリカは世界一安全な国である筈だ」というのがあったが、まさしくこの逆説はアメリカという国の宿痾を物語っているだろう。アメリカ人一般の普段からの怯え具合は尋常ではないらしい。

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裏の内部事情に通じていると…

…とてもじゃないが、その商品やサービスを使おうという気にはなれない、というのが大方の相場というものである。　例えば、〈ある有名レストランの厨房にゴキブリやネズミが走り回っている〉ということを知っている人は、気持ち悪くてとてもそこで食事をする気にはなれまい。で、違う店で食事を楽しむのだが、実はそこの店はまた別の事情通に忌避されている、という状況は大いにあり得る。そこで事情通が避けるパターン尽くし、と参ろう。

ある洋菓子メーカーの内情を知っている者は、決してそこのケーキを口にしないが、知らない客は喜んで食べる。
ある航空会社の整備工場の内情を知っている旅客は、その航空会社の飛行機には乗らないが、知らない客は平然と乗る。
あるホテルの内情を知っている旅行者は、そのホテルには泊まらないが、知らない客は大喜びで泊まる。
ある病院の内情を知っている患者は、救急車に乗ってもそこには行きたがらないが、知らない患者はその病院へ行ってくれと言う。
ある宗教の内実を知った信者は脱退するが、知らない信者はひたすら信仰厚く奉仕し続ける。
ある大学の内実を知っている受験生は、そこを志望しないが、そうでない者は受験し合格してぬか喜びする。
ある警察署の内情を知っている警官は、家族が事件に遭ってもその警察に助けを求めないが、知らない警官は（ってそんな奴いるの？）。
ある原発の点検現場の内情を知っている原発労働者は…それでもそこで働くのをやめられない。知らない国民は平気で電気をじゃぶじゃぶ使う。

……って、最後の二つは例外になってしまうか。
　知るのは大事なことだ、とつくづく思うのだが、ただ一方、全ての真相を知ってしまったら、何も出来なくなりそうで怖い。

胴体着陸!!

「ただいまの取り組みについて説明いたします。『同体ではないか？』との物言いが付き、協議の結果、機首の着地は胴体で土が付いたと見なし、取り直しと決定いたしました」というギャグが浮かんだ。
　ま、あの機長の絶賛すべき素晴らしい技術と肝の大きさなら、取り直しも厭うまい、とは思うが。
　それにしても、あの「ボンバルディア」という飛行機、ちょっとトラブルが多すぎるんじゃないだろうか？　ＹＳ−１１の後継機種として地方路線に多数就航しているらしいが、名機ＹＳには及ぶべくもないのではないか？

わが身タミフル身投げせし間に

いささか不謹慎なタイトルだが、インフルエンザの唯一の薬タミフルの副作用が疑われる投身事故（？）がまた起こってしまった。
　厚労省は「因果関係があるかどうか結論は出ていない」とか。随分呑気な話である。ま、薬害を性懲りも無く何度も繰り返す、人を〈機械〉としか見ていないような役所らしい反応ではある。
　彼らは、例えば中味の不明な液体を出されて「これは毒かどうかは証明されてません」と言われて、それを平気で飲むような人種なのであろう。いや、人には飲ますが自分じゃ絶対飲まないか。
　そのくせ、海外で広く使われていて、切望している患者が沢山いる抗がん剤を、国内での治験が済んでない、となかなか保険適用しない、というのはどういうことだ？！国内製薬会社（天下り先）の利益重視なのかどうか、私は知らないが、とにかくダブルスタンダード（っていう言い方は嫌いだ。もっと露骨に正しい「美しい」日本語で「二枚舌」と言うべきだ）を感じてしまう。
　バイアグラみたいなヘンな薬はすぐに承認するくせに、ねぇ。（低用量ピルの扱いとの違い、差別扱いは歴然）
　タミフル自体は非常に有用な薬には違いないだろうが、事故を起こしやすい（らしい）未成年者への処方は慎重の上にも慎重になされなければならない。それくらいの通達も出せないのか？

女は子どもを産む機械、という人生観

柳沢厚生労働大臣がこんな発言をしたらしい。
不見識だとか非難する以前の問題として、
女性をそんな風にしか見れないとは、
なんと悲惨で哀れな貧しい人生を歩んできた人なのだろう。
自分の母親や妻を含めてろくな女性に巡り会ったことがないのが明々白々。
　可哀相すぎる！としか言いようがない。

　女無くして男無く、男無くして女無し。女性の人格を否定することは、とりもなおさず、自らの存在をも根底から否定することに他ならない。しかもそれをなんら自覚していないという点で、救いようがない。つまり、この大臣は〈自分が死んでいるのに気づかずに物理的に動き回っている〉という意味でのゾンビ的な存在だ、と言っていい。

　野党は辞任要求を出しているが、安倍総理は注意したというだけで更迭しようとはしていない。
　私もこのまま留任すべきだと思う。「美しい国」をめざす安倍内閣の重要閣僚として、国民の前でせいぜいそのおぞましさを晒し続ける使命があるのだから。

世にダイエットのタネは尽きまじ

ネットを散歩していて知ったのだが、昨日あたりからスーパーなどで【納豆】が払底しているらしい。異変である。
　どうも「あるある大事典」とかいうTV番組で、「納豆を食べると痩身効果がある」というのが放送されたためらしい。そのためダイエット志向の女性たちが一斉に集団購買行動に走ったようだ。
「またか！」としか言いようがない。ちょっと前に〈寒天〉で同じ現象が起こったばかりではないか！懲りない人達だなぁ、って感じ。
　これに染まって納豆を買い込んでダイエットをし始めたある女性で「毎日納豆２個食うなんて、すぐに飽きちゃいそ」と冷静に予測している人も居た（わかってるんならすんなよな）。
　そう、ダイエットの要諦は持続力にあるのは自明である。色々な方法はあろうし、それぞれがそれなりに効果はあるのであろうが、ことの帰趨を決するのは、何をおいても強固な意志で継続することしかない、というのは容易に想像出来る。一旦は成功してもちょっとの油断でリバウンドという反動が出来（しゅったい）するのはよく知られているのだから。
　それにしても、インターネット全盛の時代にあってなお、いまだテレビの影響力というのは凄いもんだ。「TV効果に遭遇。侮りがたし」とでもいったところか。
　ま、この騒ぎもせいぜい数週間で終息するだろうが、もともと納豆大好き人間の私にとっては迷惑この上ない話だ。　納豆食わせろ！！
　で、考えた。世の中には「ダイエット至上主義者」なる者が多数存在するようなのだが、彼ら（というよりむしろ主勢は女性だろうから）彼女らは、一体どういう精神構造をしているのだろうか？日本女性の痩せ願望は特に若い女性に著しく、客観的には全く太ってもいないのに、「自分は太っている、もっと痩せたい」と思い込んでいる女性は多いらしい。栄養失調気味で、貧血になったり、生理が止まったり…それが高じると拒食症になるわけで、これは明らかに〈異常心理〉の範疇に入るのではないだろうか？「肥満恐怖症」だし、「ダイエット依存症」とも言える。
　「人は見た目が９割」だの、「容姿の時代」だの、「女は見た目が10割（だったかな？）」といったタイトルの本が巷に流布しているのを見るにつけ、今の世の中はちょっとヘンなんじゃないか？という疑念は晴れない。
　一方で、常にアメリカを追うことを至上命令としている我が戦後日本国にあっては、「デブの帝国」アメリカに倣い、肥満者が急増中（特に男性で。身長は伸びているのに、股下高は縮んでいるらしい）であるわけで、上述の「太ってないのに痩せたがる人」が沢山居る一方で、「太っているのに痩せたいと思わない人」も結構多いわけだ。メタボリック症候群の第一条件は肥満であるし、医療費の増大につながるので、これはこれで困った傾向ではある。
　このような二極分化状況にあっては、結局「体重は中庸が一番」という月並みな結論に到達するのである。
（イマイチ）

タグ：ダイエット

野良犬野良猫の命の価値とは？

　先日「崖っぷちのポチ」が大騒動になったかと思ったら、今度は〈木登り猫〉でまた一騒ぎだ。両方とも無事救出されてめでたしめでたし、だが、なんかヘンな話である。
　大勢の人間（公務員）の手と多額の費用（つまり税金）をかけてまでやるべきことなのか？
　ある掲示板で「保健所で野犬が惨殺されそうです、とレスキュー隊に通報すれば出動して助けてくれますか？」と訊いてた人がいた。同感である。
　一方で捕獲し殺処分する犬と、今回救出した犬との違いを１００字以内で述べよ、という設問があったら、私には答えられない。

「教育基本法」あらため「やらせ基本法」

教育基本法に関するタウンミーティングで法案賛成意見を〈やらせ〉で言わせていたことが発覚した。
なんておぞましいことをしたのか！　「規範意識」を涵養しようとかいう、その基本法をインチキで作ろうなんて自己矛盾も甚だしい。
　こんなもので愛国心を育てようというのはお笑い種でしかない。愛国の心情に泥を塗るような行為であり、愛国心に失礼だ！　なぜネット右翼さんたちは怒らないのか？不思議でしょうがない。自分たちの愛国心は、インチキの上に成立するものと同種と承知の上なんだろうか？
　恥を知らない者が愛国心を語ることは愛国心に対する冒涜である。