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裏の内部事情に通じていると… [世の中]

…とてもじゃないが、その商品やサービスを使おうという気にはなれない、というのが大方の相場というものである。 例えば、〈ある有名レストランの厨房にゴキブリやネズミが走り回っている〉ということを知っている人は、気持ち悪くてとてもそこで食事をする気にはなれまい。で、違う店で食事を楽しむのだが、実はそこの店はまた別の事情通に忌避されている、という状況は大いにあり得る。そこで事情通が避けるパターン尽くし、と参ろう。

ある洋菓子メーカーの内情を知っている者は、決してそこのケーキを口にしないが、知らない客は喜んで食べる。
ある航空会社の整備工場の内情を知っている旅客は、その航空会社の飛行機には乗らないが、知らない客は平然と乗る。
あるホテルの内情を知っている旅行者は、そのホテルには泊まらないが、知らない客は大喜びで泊まる。
ある病院の内情を知っている患者は、救急車に乗ってもそこには行きたがらないが、知らない患者はその病院へ行ってくれと言う。
ある宗教の内実を知った信者は脱退するが、知らない信者はひたすら信仰厚く奉仕し続ける。
ある大学の内実を知っている受験生は、そこを志望しないが、そうでない者は受験し合格してぬか喜びする。
ある警察署の内情を知っている警官は、家族が事件に遭ってもその警察に助けを求めないが、知らない警官は(ってそんな奴いるの?)。
ある原発の点検現場の内情を知っている原発労働者は…それでもそこで働くのをやめられない。知らない国民は平気で電気をじゃぶじゃぶ使う。

……って、最後の二つは例外になってしまうか。
 知るのは大事なことだ、とつくづく思うのだが、ただ一方、全ての真相を知ってしまったら、何も出来なくなりそうで怖い。


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