SSブログ

「世界でもっとも強力な9のアルゴリズム」(ジョン・マコーミック) [サイエンス]

随分ブログ更新の間が空いてしまった。こう音沙汰なしだと、「具合が悪くなっているのでは?」「もしや死んだのか?」と思われてしまう恐れもごくごく一部にありそう(Twitterで私をフォローしてる人にはそんなことはないが)なので、久々に更新。本を読んでいないわけじゃないけれど、記事を書く気になれない本が多かったというのもある。

 さて、今や「ふつ〜」に身近にありふれた道具となっているコンピュータ。しかし、世間の多くの人たちは全くのブラックボックスとして使っているだろう。基本的な仕組み、CPUやメモリ、外部記憶に入出力デバイス、二進法のことなど全く(あるいは殆ど)知らなくて使っている人が大半なのではないだろうか?
 私はパソコン黎明期の8bit時代(PC-8001)から使っているのでそんなことはないが、今の高度なプログラミングに関しては全くの素人と言っていいくらい無知(BASIC丸出し、という言葉がかつてあった)であり、インターネットを毎日使ってその恩恵に浴している割に、その内部の〈からくり〉については全くのブラックボックスとして接しており、そういう意味では大多数のユーザーと同じレベルだ。
 そこで、このちょっと大げさなタイトルのこの本を知って図書館で借りて読んだ。

世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

  • 作者: ジョン・マコーミック
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2012/07/19
  • メディア: 単行本



《 続きを読む 》


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「重力機械(マシン)―ブラックホールが創る宇宙」(ケイレブ シャーフ) [サイエンス]

 久しぶりに宇宙の本を読んだ。ブラックホールが宇宙の進化に大きな影響を及ぼしたとする最新の知見を解説した本。

重力機械(マシン)―ブラックホールが創る宇宙

重力機械(マシン)―ブラックホールが創る宇宙

  • 作者: ケイレブ シャーフ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2013/03/08
  • メディア: 単行本


《 続きを読む 》


タグ:天文学 宇宙
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「つぎはぎだらけの脳と心―脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか?」( デイビッド・J. リンデン) [サイエンス]

以前書いた「脳にいい本だけを読みなさい!― 「脳の本」数千冊の結論 」の中で「最も良い脳本」と紹介されていて、(「これは読まずばなるまい」)是非読もうと思っていた本である。2009年9月刊とちょっと古いのだが、図書館で予約したらすぐに借りることが出来た。なるほど、しっかりした科学解説書だ。

つぎはぎだらけの脳と心―脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか?

つぎはぎだらけの脳と心―脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか?

  • 作者: デイビッド・J. リンデン
  • 出版社/メーカー: インターシフト
  • 発売日: 2009/09
  • メディア: 単行本



タイトルがこの本に一貫して流れる見解を簡潔に表現している。


《 続きを読む 》


タグ:進化
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

子供と大人の〈見える世界〉の広さの差 [サイエンス]

あのクソ暑く長い夏がやっと終わって、涼しくなった。その割にまだ金木犀の香りが漂ってこないのはなぜだろう? 先日わずかに嗅いだのだが、今年は開花が少ないのか遅れているのか?

 ともあれ「天高く馬肥ゆる秋」の到来である。この言葉に示される「空の高さ」について以前から思っていたことだが、これは空自体の高さではなく雲の高さを示している。一点の雲もない快晴はどの季節にもあるが、それらの〈高さ〉に違いは感じられない。そもそも青空そのものに高さなど無いし、見ているようで実は見ていないのだ。心理学で言う〈図と地〉の「地」(=背景)にあたるものなので、そこに何か(雲とか飛行機とか)があって初めてその背景として現れるのだ。

《 続きを読む 》


タグ:心理学
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

「宇宙はなぜこんなにうまくできているのか」(村山 斉) [サイエンス]

 タイトルに惹かれて借りたのだが、宇宙のことなんて全く知らない、というような中高校生向けに書かれた入門書だった。冬はなぜ寒いかなんて説明から始まるし…。
 そこで止めてもよかったんだけれど、先の方には何が書いてあるのか気になったので、全部読んだのだが、話はかなり高度な大宇宙の来し方行末を語る展開にはなる(この段階で、本来想定読者がついて来れるの?と心配になった)のだが、やはり殆ど全て既に知ってることばかりだった。

宇宙はなぜこんなにうまくできているのか (知のトレッキング叢書)

宇宙はなぜこんなにうまくできているのか (知のトレッキング叢書)

  • 作者: 村山 斉
  • 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
  • 発売日: 2012/01/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


《 続きを読む 》


タグ:天文学 宇宙
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

「黄金比はすべてを美しくするか?」(マリオ リヴィオ) [サイエンス]

「黄金比」というものはよく知らなかった。美術の教科書でビーナス像だか何かの名画で輪郭に沿った方形がある位置で区分けされた説明図を見たような記憶はあるが、文化的な一種の意匠のような印象を持っていて、あまり気にしてなかったのだ。それがかくも数学的に面白い奥深い数のことだったとは、迂闊!

黄金比はすべてを美しくするか?―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語

黄金比はすべてを美しくするか?―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語

  • 作者: マリオ リヴィオ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 単行本

《 続きを読む 》


タグ:数学
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

「神は数学者か?: 万能な数学について」(マリオ リヴィオ) [サイエンス]

 数学の発展史を辿り、森羅万象の中に働く物理法則解明に数学が果たしてきた役割、そのあまりの成功ぶり=【数学の不条理な有効性】、意図しなかった分野にめざましい応用が出来る=【受動的な側面】などについて、偉大な数学者たちの業績を詳述している。まるで、神は数学を使ってこの世界を創造したかのような徹底した成功ぶりの話だ。

神は数学者か?: 万能な数学について

神は数学者か?: 万能な数学について

  • 作者: マリオ リヴィオ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/10/21
  • メディア: 単行本


《 続きを読む 》


タグ:数学
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

「もしも月が2つあったなら」(ニール F カミンズ) [サイエンス]

先日紹介した「もしも月がなかったら」の続編。図書館から意外に早く借りられた。
 反「1Q84」論のためには、こちらの方がふさわしかったので、やっと本命の本を読むことが出来たわけだ。

もしも月が2つあったなら ありえたかもしれない地球への10の旅 Part2

もしも月が2つあったなら ありえたかもしれない地球への10の旅 Part2

  • 作者: ニール F カミンズ
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2010/09/23
  • メディア: 単行本


 例によって、あまりじっくり読む時間が取れないので、表題の第1章だけ読んだ。他にも、「地球が月だったら」「月が逆向きに公転していたら」「地殻がもっと厚かったら」「太陽の反対側に反地球があったら」「銀河の他の場所で生まれていたら」などなど、面白そうなテーマがいっぱいあるのだが。

《 続きを読む 》


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。