解りやすい半減期 [サイエンス]
さっき思いついて、Twitterに連投した【解りやすい半減期】をここにも再録。
実は子供の頃盛んに読んでいた少年少女向け科学解説書(偕成社とか)で、原子力の話にもかなり親しんでいたのだが、半減期の図解(立方体が半分の高さの直方体になり、さらに1/4の薄さになり、という例の図)を見て、ヘンだなぁーなんで減り方が小さくなるんだ?と疑問であったのだが、それが氷解したのはずっと後の大学生になってから、という恥ずかしい過去を持っている私であった。
以下、採録。
実は子供の頃盛んに読んでいた少年少女向け科学解説書(偕成社とか)で、原子力の話にもかなり親しんでいたのだが、半減期の図解(立方体が半分の高さの直方体になり、さらに1/4の薄さになり、という例の図)を見て、ヘンだなぁーなんで減り方が小さくなるんだ?と疑問であったのだが、それが氷解したのはずっと後の大学生になってから、という恥ずかしい過去を持っている私であった。
以下、採録。
タグ:原発
「もしも月がなかったら」(ニール・F. カミンズ) [サイエンス]
「1Q84」という大ベストセラー小説があるが、実は私は未読である。と言うと「読書家」の風上にも置けないということになるのだろうが、どうもイマイチ食指が動かないのだ。
このタイトルについてだが、翻訳版では意味をなさないのではないか、「9」と「Q」の語呂合わせは日本語でしか成立せず、〈一見同じだが実は微妙に異なるパラレルワールド〉という意味あいは日本語でしか持ち得ない、と思っていた。(いや、例外的に中国語でなら「Q=きゅう」と「九=チュウ」と近いから苦しいながら成立する(タモリが「イーきゅーパァスー」と発して通じる)か、とも思ったが、実際の中国語での発音がそうなのかは知らない。)翻訳版のタイトルは小文字を使って「1q84」とすべきだろう。これなら見た目が似ているので、外国人にもその趣旨が通じるのではないか?などと。
その「1Q84」について、大森望氏がNHKBS2の「週刊ブックレビュー」でSF入門案内的な話をしたことがあって、「今売れているこの作品もパラレルワールドという設定を使っているので、SFとも言える」などと発言していたのだが、これには異議がある。なんとあっちの世界には「月が二つある」というところだ。パラレルワールドであることを象徴的に示したかったのであろうが、「東京タワーの形が違う」くらいにしておけば良かったのに、このような大胆な設定はあまりに無茶である。こんな天文学的に大きな違いがあって、なおかつ他の細部は見分けがつかないくらい地球にそっくりな世界なんてありえない。月が二つあったらその影響は大変なもので、地球の太古からの地質学的歴史は全く違った物になってしまい、同じような人間社会が発生するはずがない、蝶の羽ばたきどころの話ではなくなるではないか?とずっと思っていた。つまりこれはSFマインドを持たない作家による、ただのファンタジーなのだ、と。(ちなみに、その後大森氏は第3巻を「続編を公募したら予選で落とされるレベル」と評している。それかあらぬか、3巻が出て以降、あまりこの本に関する話は巷間聞かなくなった感じがあり、みな戸惑って言葉を失っているような気がする。)
前置きが長くなったが、この思いを補強する本を読んだ。
このタイトルについてだが、翻訳版では意味をなさないのではないか、「9」と「Q」の語呂合わせは日本語でしか成立せず、〈一見同じだが実は微妙に異なるパラレルワールド〉という意味あいは日本語でしか持ち得ない、と思っていた。(いや、例外的に中国語でなら「Q=きゅう」と「九=チュウ」と近いから苦しいながら成立する(タモリが「イーきゅーパァスー」と発して通じる)か、とも思ったが、実際の中国語での発音がそうなのかは知らない。)翻訳版のタイトルは小文字を使って「1q84」とすべきだろう。これなら見た目が似ているので、外国人にもその趣旨が通じるのではないか?などと。
その「1Q84」について、大森望氏がNHKBS2の「週刊ブックレビュー」でSF入門案内的な話をしたことがあって、「今売れているこの作品もパラレルワールドという設定を使っているので、SFとも言える」などと発言していたのだが、これには異議がある。なんとあっちの世界には「月が二つある」というところだ。パラレルワールドであることを象徴的に示したかったのであろうが、「東京タワーの形が違う」くらいにしておけば良かったのに、このような大胆な設定はあまりに無茶である。こんな天文学的に大きな違いがあって、なおかつ他の細部は見分けがつかないくらい地球にそっくりな世界なんてありえない。月が二つあったらその影響は大変なもので、地球の太古からの地質学的歴史は全く違った物になってしまい、同じような人間社会が発生するはずがない、蝶の羽ばたきどころの話ではなくなるではないか?とずっと思っていた。つまりこれはSFマインドを持たない作家による、ただのファンタジーなのだ、と。(ちなみに、その後大森氏は第3巻を「続編を公募したら予選で落とされるレベル」と評している。それかあらぬか、3巻が出て以降、あまりこの本に関する話は巷間聞かなくなった感じがあり、みな戸惑って言葉を失っているような気がする。)
前置きが長くなったが、この思いを補強する本を読んだ。
「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン) [サイエンス]
もうずいぶん前に評判になった本で、今更感は強いのだが、ずっと心の隅でかすかに気になっていたので、図書館で見かけて借りて読んだ。出たのは11年も前の2000年、今回読んだ文庫本でさえ2006年。遅れた感は強い。しかし、読んでみて良かった。凄まじく面白く、感動的な本だった。
タグ:数学
「まだ科学で解けない13の謎」(マイケル・ブルックス) [サイエンス]
日頃、あまりにも唐変木な宗教あるいはオカルト的思考に接するたびに、その非科学性、無知蒙昧を嗤いたくなるのだが、そういう時は科学というものに真理としてほぼ全幅の信頼を持って考えている自分が居る。
しかし、自然や宇宙や生物のことをかなり解明したとは言え、科学は未だに不完全なのであった。「変則事象(unnormaly)」というものがそれを突き付けているのだ。つまり未だ解明されていない、説明できない現象のこと。
この本は、そんな現代科学が直面する謎を扱い、詳しく状況報告(今までの研究の流れ、論争、問題点、今後の展望(の不確かさ?))を語った本で、著者は量子物理学博士にして科学ジャーナリスト。
しかし、自然や宇宙や生物のことをかなり解明したとは言え、科学は未だに不完全なのであった。「変則事象(unnormaly)」というものがそれを突き付けているのだ。つまり未だ解明されていない、説明できない現象のこと。
この本は、そんな現代科学が直面する謎を扱い、詳しく状況報告(今までの研究の流れ、論争、問題点、今後の展望(の不確かさ?))を語った本で、著者は量子物理学博士にして科学ジャーナリスト。
「宇宙から恐怖がやってくる!」(フィリップ・プレイト) [サイエンス]
霊魂分離法 [サイエンス]
>一旦「合祀」されたら、エントロピーの法則により英霊の魂の分離は不可能らしい。
http://twitter.com/asknkn/status/7634851099
なんてことを呟いたのだが、どういう文脈でかは忘れた。
http://twitter.com/asknkn/status/7634851099
なんてことを呟いたのだが、どういう文脈でかは忘れた。
24時間式時計の文字盤 [サイエンス]
唐突な話だが、24時間制文字盤の時計を昔から欲しいと思っている。1日で地球が一回転するのだから、その方が本来的ではないか?なんで忙しく2回転もするんだろう?と。
だが、あまり売っていない。たまにあると思えば高価で購買欲が萎える。
だが、あまり売っていない。たまにあると思えば高価で購買欲が萎える。