SSブログ

「都市と都市」(チャイナ・ミエヴィル) [SF]

「2013年版・SFが読みたい」第1位。今頃になってやっと読んだ。ヒューゴー賞、国際幻想文学大賞、ローカス賞、アーサー・C ・クラーク賞、英国SF協会賞と五冠の大評価。これは読まずに死ねるか、もの。

都市と都市 (ハヤカワ文庫SF)

都市と都市 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: チャイナ・ミエヴィル
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/12/20
  • メディア: 文庫




《 続きを読む 》


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「UFOはもう来ない」(山本 弘) [SF]

SFの王道とでも言うべきファーストコンタクトものの力作。
「ET」や「スーパー8」を髣髴させる。

UFOはもう来ない

UFOはもう来ない

  • 作者: 山本 弘
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2012/12/12
  • メディア: 単行本



《 続きを読む 》


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「天冥の標ⅤI: 宿怨」Part1~3(小川 一水) [SF]

 この長大なシリーズもいよいよ展開が急になってきた印象がある。第6部「宿怨」とは、冥王斑という業病を抱え持った人々(救世群)の数百年にも渡る迫害・苦難の歴史によってもたらされたもので、これが激しく暴発する展開。3分冊という大部であり、間隔を空けて読まざるを得なかったので、1冊読むごとにメモを残しておいたものを結合して載せる。

天冥の標6 宿怨 PART1 (ハヤカワ文庫JA)
天冥の標6 宿怨 PART 2 (ハヤカワ文庫JA)
天冥の標 6 宿怨 PART3 (ハヤカワ文庫JA)







《 続きを読む 》


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「去年はいい年になるだろう」(山本 弘) [SF]

2011年度星雲賞受賞作。今頃読んだ(3.11のあとでは遅きに失した感が少しある)。
 タイトルが示すとおり、タイムトラベル・パラレルワールドもの。未来から来たアンドロイド大集団が、人類世界に介入し様々な悲劇惨事不幸を回避して、人々を幸福にしようと奮闘する、という大仕掛な設定だ。

去年はいい年になるだろう

去年はいい年になるだろう

  • 作者: 山本 弘
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/04/02
  • メディア: 単行本



《 続きを読む 》


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「盤上の夜」(宮内 悠介) [SF]

第33回日本SF大賞受賞。直木賞候補にもなり、「SFが読みたい2013年版」の第2位、と注目せずにはいられない作品なので読んでみた。

盤上の夜 (創元日本SF叢書)

盤上の夜 (創元日本SF叢書)

  • 作者: 宮内 悠介
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2012/03/22
  • メディア: 単行本

 私は将棋も囲碁もやらず(出来ず)、たまにPCでオセロをやる程度なので、ディテールのニュアンスを掴み損なっている部分が大きいのだろうが、それでも面白かった。この作品群は、盤ゲームをめぐる極端な奇想にあふれているが、この盤という小宇宙上でなされる知的な営みはその奥に広大で精妙な世界を持っていることはわかるので、この手の作品はもっと書かれていい筈では?と思った。もっとも“SF”と呼ぶには幻想あるいは奇想小説寄りだと思うけれど。
(以下少しネタバレあり)

《 続きを読む 》


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「屍者の帝国」(伊藤 計劃×円城 塔) [SF]

2012年度日本SF大賞特別賞、「SFが読みたい2013年版」第1位、第3回Twitter文学賞(国内)第2位、…と非常に評価の高い作品である。また、夭逝した伊藤計劃の残したプロローグを元に芥川賞作家の円城塔が書き継いだ、という話題性もあり、前から読もうと思っていたのだが、入手が遅れた。

屍者の帝国

屍者の帝国

  • 作者: 伊藤 計劃
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2012/08/24
  • メディア: 単行本


 内容・粗筋については、ネット上に沢山(例えばここ)あるので省略。

《 続きを読む 》


タグ:
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「BEATLESS」(長谷 敏司) [SF]

 図書館で借りず、ちゃんと買って小説を読むのは久しぶりか? それはそうと、いやはやとんでもないSFを読んでしまった。大作力作!!
 「本の雑誌」1月号での2012年度SFベストテンで、鏡明氏が3位に挙げている。(大森望氏は触れていない)

BEATLESS

BEATLESS

  • 作者: 長谷 敏司
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/10/11
  • メディア: 単行本



 「ニュータイプ」というアニメ雑誌に連載されていたということもあり、冒頭では、ラノベによくある男子中学生の願望充足パターンの、平凡で冴えない男の子のところに美少女が転がり込んでくるテンプレかいな?と思ったのだが、それどころではない。

《 ネタバレ含む…続きを読む 》


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

「百年法」(山田 宗樹) [SF]

 この作者の作品は初めて読むが、以前「嫌われ松子の一生」をTVドラマ(内山理名主演)で見たことがある(あまり面白くなかった。随分売れたみたいだが)。
 上下2巻の大作だが、一段組の大きな文字なのでさほどの分量でもない。これは内容からして高齢(≒老眼)の読者も多かろうと意識してのことか?
百年法 上

百年法 上

  • 作者: 山田 宗樹
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/07/28
  • メディア: 単行本

百年法 下

百年法 下

  • 作者: 山田 宗樹
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2012/07/28
  • メディア: 単行本



 少子高齢化社会の行末を描く近未来シミュレーションSFかと思って読み始めたら、すぐに「太平洋戦争の末期に日本に原爆6発が落とされた」で、パラレルワールドものとわかった。
 「一気読みできるエンタメを」というのが作者の意図だったとか(毎日新聞10月30日夕刊)。確かに読みやすく、ドラマチックでそこそこ面白いので、私も一気読みした。

《 若干ネタバレ気味→続きを読む 》


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。