「解錠師」(スティーヴ・ハミルトン) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
2012年の「このミス」「週刊文春」ともに海外編で堂々の第一位を獲得した作品(ついでにじゃないが、アメリカ探偵作家クラブ賞、英国推理作家協会賞も取っている)。となればハズレはなかろうと思って読んだら、見事に大当たり!とても面白かった。内容紹介を今更するまでもないので(と手抜きの言い訳)、ストーリーは略。
「とうもろこしの乙女 ある愛の物語」(ジョイス・キャロル・オーツ) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
この作品集の中の一番長く2/5ほどを占めるこの中篇だけ読んで(貸出期限切れで)返却した。他のも面白そうだったのに、残念。
作者を別のキャロル(ジョナサン・キャロル)と間違えて借りた。全くの別人だったが、作風は近いかもしれない。キャリアは長くたくさんの作品を書いており翻訳も結構出ているのだが、知らなかった。
とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ---ジョイス・キャロル・オーツ傑作選
- 作者: ジョイス・キャロル・オーツ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/02/15
- メディア: 単行本
作者を別のキャロル(ジョナサン・キャロル)と間違えて借りた。全くの別人だったが、作風は近いかもしれない。キャリアは長くたくさんの作品を書いており翻訳も結構出ているのだが、知らなかった。
「嵐のピクニック」(本谷 有希子) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
店頭で見かけて面白そうだなと思って、読んでみた。短篇集。
この作家のを読むのは初めてだが、自ら劇団を主宰する脚本家らしい。
13篇の短編からなり、どれもこれも極めて異様で超現実的な奇想世界が描かれている(一部はリアルではあるが、異様さは変わらない)。SFではなく、ホラー・ファンタジーという括りに入るだろうが、脈絡の無さはもう悪夢のような世界だ。どれも短くて、狐につままれたような気分のうちにすぐに終わる。
この作家のを読むのは初めてだが、自ら劇団を主宰する脚本家らしい。
13篇の短編からなり、どれもこれも極めて異様で超現実的な奇想世界が描かれている(一部はリアルではあるが、異様さは変わらない)。SFではなく、ホラー・ファンタジーという括りに入るだろうが、脈絡の無さはもう悪夢のような世界だ。どれも短くて、狐につままれたような気分のうちにすぐに終わる。
タグ:ファンタジー
「本にだって雄と雌があります」(小田 雅久仁) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
第3回Twitter文学賞(国内)で堂々の第1位。「SFが読みたい2013年版」では第7位。大森望氏が某TV書評番組で昨年度の本のベストワンにあげていた(そのくせ、「本の雑誌」1月号の「新刊めったくたガイド」の中では国内SFの第3位というのが〈?〉だが)。相手の北上次郎氏は「途中で読むのやめた」と言ってたような…もったいない!愛書家向けの小説なのに! Twitter文学賞はその大森氏が噛んでいるのでベストになったような気がしないでもない(投票カウントに不正があったというわけではなく、投票した人の傾向として)のだが。
「SOSの猿」(伊坂 幸太郎) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
伊坂幸太郎の作品を読むのは3冊目。2009年に単行本で出たのは知らなかったが、今文庫化されて書店に平積みになっているので気がついて、読んでみようと思って図書館で借りたのだけれど、
なんじゃこりゃ?!駄目だ。
なんじゃこりゃ?!駄目だ。
タグ:ファンタジー
「少女不十分」(西尾 維新) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
「悪魔の右手」(ポール・ホフマン) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
ちょうど1年前に読んだ第一巻の「神の左手」の続編を図書館で借りられたので読んだ。「神の〜」「悪魔の〜」と来れば、第三巻のタイトルはどうなるんだろう?と気になる。次は「人の〜」となりそうだが、それに付く「〜」がわからない。
「民宿雪国」(樋口 毅宏) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
この作家を読むのは初めて。タイトルは牧歌的な長閑な印象だが、これはとんでもなく激しく荒々しい波瀾万丈な(いや荒唐無稽に近い)小説。
タグ:ご都合主義