「その女アレックス」(ピエール ルメートル) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
今年のミステリベストで6冠(『週刊文春2014年ミステリーベスト10』『このミス』『ミステリが読みたい!』『ハヤカワ ミステリマガジン』『IN☆POCKET文庫翻訳ミステリー』『英国推理作家協会インターナショナル・ダガー賞』フランスの『リーヴル・ド・ポッシュ読書賞』)を達成したという、史上初で超弩級のお勧め作品だ。凄すぎる評価ではないか!
というわけで、普段はミステリはあまり読まない私でも、これは「読まずに死ねるか」「読まずば二度死ね」と早速例外的に自腹で買って読んだ(最近はまず滅多に本を買うことはないのだ、自慢じゃないが)。
というわけで、普段はミステリはあまり読まない私でも、これは「読まずに死ねるか」「読まずば二度死ね」と早速例外的に自腹で買って読んだ(最近はまず滅多に本を買うことはないのだ、自慢じゃないが)。
タグ:ミステリ
「海と月の迷路」(大沢 在昌) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
「丕緒の鳥 十二国記」(小野 不由美) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
小野不由美の「十二国記」は昔、最初にいきなり『東の海神 西の滄海』を読んでやや要領を得なかった後、『図南の翼』を読んだことがある。こちらは良かった。シリーズ中最高傑作の声もあるのでは?
それ以外はTVアニメで大体観た。『月の影 影の海』『風の海 迷宮の岸』『風の万里 黎明の空』に当たる部分。小説版は未読のまま、ずいぶん時間が経った。そして久々に出たのがこれ。
久しぶりに読んでみようという気になった。短篇集というのも気に入った。色んな人物、舞台が盛りだくさんかと。
それ以外はTVアニメで大体観た。『月の影 影の海』『風の海 迷宮の岸』『風の万里 黎明の空』に当たる部分。小説版は未読のまま、ずいぶん時間が経った。そして久々に出たのがこれ。
久しぶりに読んでみようという気になった。短篇集というのも気に入った。色んな人物、舞台が盛りだくさんかと。
タグ:ファンタジー
「図書室の魔法」(ジョー・ウォルトン) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
ヒューゴー賞・ネビュラ賞・英国幻想文学大賞受賞!なのにSFではないという、一瞬どういうことかわからない前代未聞の小説。SFではないが、SFについての話はたんまり出てくる作品ではある。つまり主人公の少女が大のSFファンの活字中毒者で、大量に読みまくっており、作中に登場する(そして何らかの論評が加えられている)SF作品数は優に百を超えるのだ。SFファンの共感を惹起しまくりなのである。ならば受賞も当然か。数々の作品名に懐かしさを覚え、引き込まれる。読書の楽しみをいきいきと描いた作品だ。
1979―80年の英国を舞台に、15歳の少女モリが一卵性双生児の妹を事故で失い、自身も脚に障害を負い、精神を病んだ母親(魔女?)から逃れ、離婚した実父に引き取られるが、その姉たちの意向で女子寄宿学校に入れられてしまい、周囲に馴染めずひとりぼっちのモリは大好きなSFと、自分だけの秘密である魔法とフェアリーの存在を頼りに力強く生きていこうとする。日記に綴る悩みと苦闘、青春と冒険と成長の物語。いや面白い!
1979―80年の英国を舞台に、15歳の少女モリが一卵性双生児の妹を事故で失い、自身も脚に障害を負い、精神を病んだ母親(魔女?)から逃れ、離婚した実父に引き取られるが、その姉たちの意向で女子寄宿学校に入れられてしまい、周囲に馴染めずひとりぼっちのモリは大好きなSFと、自分だけの秘密である魔法とフェアリーの存在を頼りに力強く生きていこうとする。日記に綴る悩みと苦闘、青春と冒険と成長の物語。いや面白い!
「よるねこ」(姫野 カオルコ) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
最近の直木賞受賞者、姫野カオルコの作品では「ツ、イ、ラ、ク」と「リアル・シンデレラ」しか読んでいない。前者は、私が今まで読んだ数少ない恋愛小説の中で最も良かったものだ(ブログを始める前だったので記事は無いけれど)と、太鼓判を押してお薦めできる(恋愛小説の素人が「推薦」もないもんだ、とは思うが)。
彼女は《恋愛小説家》専門というわけでなく、その作風は多面的なようで(「リアル〜」にしても恋愛小説とは言えないし、今回の受賞作「昭和の犬」にしてもそうらしい)、ホラー作品も書いている、というのを初めて知った。
と言うのも、受賞に関連して、この短篇集について大森望氏が過去(2005年)に書いたレビュー(文庫版の解説)をTwitterで紹介していたのを見てわかった訳で。
早速図書館に予約して、古い本なのですぐに借りられた。
彼女は《恋愛小説家》専門というわけでなく、その作風は多面的なようで(「リアル〜」にしても恋愛小説とは言えないし、今回の受賞作「昭和の犬」にしてもそうらしい)、ホラー作品も書いている、というのを初めて知った。
と言うのも、受賞に関連して、この短篇集について大森望氏が過去(2005年)に書いたレビュー(文庫版の解説)をTwitterで紹介していたのを見てわかった訳で。
早速図書館に予約して、古い本なのですぐに借りられた。
「ブエノスアイレス食堂」(カルロス・バルマセーダ) [ファンタジー/ホラー/ミステリ]
確か豊崎社長が褒めていた記憶があって、調べたら第1回(2011発行分)Twitter文学賞海外編で10位だった。
旅行に持っていったのだが、全く読めずに持ち帰ってから読んだ。結果的には美味を味わうことも目的の一つの旅行の携行本としてはタイトルに反してふさわしくないので、良かったのかも。
旅行に持っていったのだが、全く読めずに持ち帰ってから読んだ。結果的には美味を味わうことも目的の一つの旅行の携行本としてはタイトルに反してふさわしくないので、良かったのかも。
タグ:料理