「ひきだしにテラリウム」(九井 諒子) [サブカルチャー]
「ダンジョン飯」が面白かったので続きを読みたいと思ったが、2巻までしか出ておらず、続刊は当分出そうもないので、同じ作者の短篇(というよりショートショート)集のこの本を買った。
「テラリウム」という言葉は知らなかった。なんか放射性元素みたいな語感がある(ポロニウムとか)。たった92種類しかない元素の全ての名前をそらんじたりできなかったりする(そんな奴がそれほど多いとも思えないが)ので、これも元素なのかと思ったけれど、iPhoneの「元素図鑑」というアプリで調べても出てこないし、表題作を読んでから、「ははーん、箱庭みたいなもののことなのか?アクアリウムの陸上版か?」と思いながらググったら、真相がわかった…という。
表題作にばかりこだわってもしょうがないので、全体の話を。長いものでも8ページくらい、殆ど2〜4頁くらいで終わる、ショートショート漫画だ。こういうのは今までほとんど読んだことが無い。が、大学時代の漫研で出してた同人誌ではこの長さは普通だったのを懐かしく思い出した。
で、全体として、なかなか面白い、と言える。ほとんどがシュールな世界であるが、人情話からノンセンス、恋愛譚から幽霊譚まで幅広いテーマで縦横無尽にアイディアの奔流が眼前に展開して目が回りそう。女性漫画家には珍しい才能なんじゃなかろうか?
「テラリウム」という言葉は知らなかった。なんか放射性元素みたいな語感がある(ポロニウムとか)。たった92種類しかない元素の全ての名前をそらんじたりできなかったりする(そんな奴がそれほど多いとも思えないが)ので、これも元素なのかと思ったけれど、iPhoneの「元素図鑑」というアプリで調べても出てこないし、表題作を読んでから、「ははーん、箱庭みたいなもののことなのか?アクアリウムの陸上版か?」と思いながらググったら、真相がわかった…という。
表題作にばかりこだわってもしょうがないので、全体の話を。長いものでも8ページくらい、殆ど2〜4頁くらいで終わる、ショートショート漫画だ。こういうのは今までほとんど読んだことが無い。が、大学時代の漫研で出してた同人誌ではこの長さは普通だったのを懐かしく思い出した。
で、全体として、なかなか面白い、と言える。ほとんどがシュールな世界であるが、人情話からノンセンス、恋愛譚から幽霊譚まで幅広いテーマで縦横無尽にアイディアの奔流が眼前に展開して目が回りそう。女性漫画家には珍しい才能なんじゃなかろうか?
タグ:漫画
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