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がん闘病の現況つづき・2 [セカンドライフ]

以前、「がん闘病の現況つづき」を書いてからもう1年近く経ってしまった。その間、治療内容も日々の暮らし(副作用の状態)もほとんど変化がなく、2週に一度の外来化学療法を粛々と淡々と繰り返す日々だった(ので敢えて書くほどのこともなかった、と)。
 QOLは以前と変わらず、副作用も変わらず。但し、薄毛はかなり進行した。スキンヘッドにはなっていないが。

 1月9日の診察時、医師から「CTではリンパ節の腫脹などに著変が認められず、腫瘍マーカーの値も正常ボーダーライン付近を上下しているので、がん細胞(が消えている可能性ももしかしたらあるかも?という含みの上で)の所在をより精密に撮れるPET検査をしてみよう」という提案があり、2月3日に受検した。

 6日の化療前の診察時にその結果の説明を聞いた。PETではラジオアイソトープ化された糖を注射し、1時間安静にして待機し、それが糖代謝の多いがん細胞に集まるのをパッシブに撮影して、カラー写真(勿論デジタル)で赤くなっている部位として視ることが出来る(サーモグラフで体温の高いところを視るのと似ている)。全く無ければよかったのだが、残念ながらそうはならず、腹腔内に2箇所、かなり大きい赤い部分が表示された。CTでは漠然ともっと沢山の部位が腫れているように見えていたのだが、他には赤い部分は全く無い。

 さて、ではどうするか? 示された選択肢は3つ。

手術して、この特定できた二つのリンパ節を切除する
②従前どおり化学療法のみを続ける
重粒子線による治療を行う

 ③の最先端治療法は耳にしたことがあり、作詞家のなかにし礼氏がこれでがん細胞が消えた、という話も聞いた記憶がある。しかし保険適用されておらず、300万円自費ということ、これをやる場合でも事前に癒着を剥がすオペが必要ということを聞き、どうせ手術をするのなら①でまるごと除去でいいのではないか?と思った。

 ②の化療のみ継続案は、2年半も続けてきても残っている病巣なのであまり意味は無いだろうという事も思い、①の手術をやる方向で話を進め、医師がとりあえず入院予定者(時期未定)として入力した。手術はがんそのものの上行結腸全摘出と同じくらい侵襲的(前回開いた下腹部正中線と同じ所をまた切るそうだ)なので、体の負担や痛みも強いことが予想される(入院期間も同じ1週間)のだが、さほど不安はない。多分四月頃の施行になるだろう。

タグ:大腸がん
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