「乙嫁語り」1〜4 [サブカルチャー]
女性向け漫画かと思っていたが、Twitterなどでも男性が結構読んで評価が高いので、BookOFFで買って読んでみた。面白い、良い作品だ。
(しばらく積んであったのだが、年末に友人におみやげとして持って行こうと慌てて読んだ)
まず舞台設定がユニーク。19世紀中央アジア、カスピ海近くの小さな町と周りの草原地帯。そんな今までに描かれることのなかった土地と人々を背景に、
>山を超えてやって来た美しい花嫁のアミルは20歳。花婿は弱冠12歳の少年カルルク。8歳の歳の差を越えて二人は愛を育んでいく…。
というドラマチックな設定、これはもう面白くならないはずがない。時代考証もかなり細かく調べてあるようだ。産業、家族制度、料理、服装、儀式、家畜や野生動物、などなど生活感の綿密な描写が活き活きとして、風の匂いまで感じるくらいの画力と構成力の説得力は圧倒的で素晴らしい。
家父長制の因習に縛られた、現代日本から見ると異様な古さを感じさせる、一種異世界なわけだが、そこでも営まれるしたたかな生活力、特に女性の持つたおやかさ、健気さが迫ってくる。おすすめ。
(しばらく積んであったのだが、年末に友人におみやげとして持って行こうと慌てて読んだ)
まず舞台設定がユニーク。19世紀中央アジア、カスピ海近くの小さな町と周りの草原地帯。そんな今までに描かれることのなかった土地と人々を背景に、
>山を超えてやって来た美しい花嫁のアミルは20歳。花婿は弱冠12歳の少年カルルク。8歳の歳の差を越えて二人は愛を育んでいく…。
というドラマチックな設定、これはもう面白くならないはずがない。時代考証もかなり細かく調べてあるようだ。産業、家族制度、料理、服装、儀式、家畜や野生動物、などなど生活感の綿密な描写が活き活きとして、風の匂いまで感じるくらいの画力と構成力の説得力は圧倒的で素晴らしい。
家父長制の因習に縛られた、現代日本から見ると異様な古さを感じさせる、一種異世界なわけだが、そこでも営まれるしたたかな生活力、特に女性の持つたおやかさ、健気さが迫ってくる。おすすめ。
タグ:漫画
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