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外来化学療法6回目 [セカンドライフ]

 化学療法を始めてから早いもので、昨日で6回目となった。入院しての最初の化療は7月25〜29日だったが、その後隔週の金曜日に外来で受けており、8/10,24, 9/7,21, 10/5 と5回受けたことになる。
 毎回全く同じことをやっているので特段書くこともないのだが、9月28日にCT検査を受けて、昨日はその結果説明があったので、記録しておく。

 注目されたのは腹腔内のリンパ節への転移の状況。CTは前回の入院時の7月26日に受けていたので、それとの比較になる。診察室のPCで2枚の画像を同時表示して見せてくれた。

 2つの腎臓の間にあった3個の顕著なリンパ節腫脹が、新しい画像では目に見えて小さくなっていた。抗癌剤が効いたわけだ。一方、それ以前から左鎖骨のところのリンパ節の腫脹は手で触って綺麗に消えて無くなっていたので、腹腔内のこれも意外ではなかった。順調と言っていいのだろう。あれほど(大腸を塞いでしまうほどに)巨大化した〈末期がん〉であった割りには肺や肝臓への転移もないのは幸運としか言いようがない。

 腫瘍マーカーの値も急激な右肩下がりで減っており、ほぼ正常値となっている。これも朗報だ。

 こうなると、もう抗癌剤治療は終わってもいいのではないか?と訊きたくなる。副作用は酷くはないにしても徐々に悪化傾向にあり、
末梢神経異常(手足、口の周りがしびれる痛む)
消化器症状(食欲不振、下痢)
疲労感、口内炎、高血圧、脱毛
が出てきていて、QOLはかなり低下しつつある。

 特に困るのは下痢で、1時間足らずの間隔で急激な便意を覚え、トイレに駆け込んで少量の軟便(その後ガス)が出る、ということを繰り返す。これでは外出も支障をきたす(何度コンビニのトイレを利用させてもらったことか)ので、それを訴えたら下痢止めのロペミンという薬を処方してくれた。これを服用するとかなり抑えられ、4、5時間は便意がなくなるので、映画なども安心して観れる。

 口内炎は、痛みではなく、舌が全体に軽いやけどをした後のような違和感があり、食事をしても美味しく感じられないし、冷たいものや熱いものに敏感になっている。

 そんなわけで、費用もかかることだし、抗癌剤治療はそろそろやめて経過観察に移る頃合いに近づいていないのかな?と楽観したくなって訊いてみたら、一笑に付されるように「まだ当分続けないといけない」と言われてしまった。まぁ、がん細胞はまだ完全消滅したわけではないからここでやめる訳にはいかないのはわかるが、一体いつまで続けるのか、とちょっと先の見えない不安に襲われている。
タグ:大腸がん
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