東京湾クルーズ、ヒカリエ、個人コレクション展、東京駅舎、飲み会 [身辺雑記]
5月16日、いわゆる〈リア充〉な日であった。オフラインで盛り沢山にいろいろと楽しんだというだけで、「リア充」の本来的な(性的な?)意味ででは勿論ない。
以前「ヴェネツィア展、スカイツリー…」で書いた仲間の中の一人がめでたく定年退職したのを祝うため、上京するのを機会にまた集まって飲み会をやることになっていたのだが、当日の朝、その本人から電話があって、「今日昼間 東京湾クルーズ へ行くのだが同行しないか?」と誘いがあった。乗船料2千円がロハになるカード(会員権)を持っているという。ここのところ雷雨襲来など天候不順が続いたりもしているが、この日は絶好のバナナ魚日和(?)で、朝からどこかへ出かけたいと思っていたので、一も二もなく乗ることにした。
◆
竹芝桟橋に11:30待ち合わせて乗り込む。乗船口は空港のボーディングブリッジと同じこのような施設が設置されていて驚いた。船に乗るよりも飛行機に搭乗するような気分。
最上階のデッキに行き、正午に出港。速度はゆっくりめ。
すぐ目の前にレインボーブリッジが見えている(出航前)。
東京タワーは低く見えた。
対して、スカイツリーはかなり遠く霞んでいた。
レインボーブリッジをくぐり羽田空港沖まで行って戻ってくる正味2時間の航海。天気晴朗にして波なし。
レインボーブリッジを通りすぎる。
完成したばかりのゲートブリッジが遥かかなたに見えた。
羽田空港では頻繁に離着陸が繰り返されている。55年前、幼稚園の遠足で羽田に行ったことがあるのだが、なんと生での離着陸を見た記憶が無い。その頃の便数は今よりも極端に少なく、1時間に1本くらいしか無かったのかも。
これは管制塔の上に乗っかっているように見えるが、たまたまそう見えるだけ。iPhoneのカメラは明るい場所ではスクリーンが見難くてシャッターチャンスを逃しやすい。
船内ランチはコースで5千円もするので、それはやめて(って予約もしてなかったわけだが)ビールとつまみ(フライドポテトと生ハム・サラミ)だけで済ませた。
とにかく天気は最高で暑かった。27℃くらいまで気温が上がったのだ。日差しも強くかなり日焼けした。
◆
下船してから、山手線で渋谷へ向かう。大学の友人の夫君の退職記念個人コレクション展示会に行くためである。渋谷駅で降りて、オープン直後で話題の渋谷ヒカリエへ寄っていくことにした。11階まで昇って展望台から渋谷の街を俯瞰する。随分ごみごみと立て込んでいるな、という印象。地下でおみやげのケーキでも買おうとしたら物凄い混雑である。平日真昼間なのに。それにしても、ここの顧客ターゲットはアラサー・アラフォーの女性客らしく、まことに面白くもなんともない。トイレは特に女性用が豪華絢爛とか聞いたが、私はトイレオタクではないので、男性用がどうなのか確かめる気も起こらない。
展示の画廊へは15分ほど歩いた。行くとちょうど件の友人が居合わせたので、麦茶など頂いてしばし歓談の後展示を見て回った。そもそも富豪でもない普通の勤め人だった人が集めた美術品コレクションの展示というのは、あまり聞いたことがない。いや、「普通の勤め人」とは言えない。某社でアート部門の展示イベントに長く関わって仕事をしてきたという恵まれた環境にあって、その都度も含め、好みの小品を自費でコツコツ買い集めてきたその集大成で、量が半端無いのである。
勿論、何千万円もするような有名な名画は無いが、良く見知った画家やイラストレーターの作品がいくつもあった。展示の様子はこんな具合。それぞれが個性に富んで面白い。これだけ集めると、一種脈絡のなさもあるのだが、それとは別に、全体として立ち現れる、持ち主(及び細君)の趣味嗜好の広さと深さがそこはかとなく感じられ、さらにアーチストとの親交の様子まで伺えるのだった。
◆
1時間ほどじっくり観てから、二人で東京駅に向かう。宴会場が丸の内オアゾ内にあるのだ。まだ時間があったので、これまた新名所(?)の、再現改装なった旧東京駅舎のドームを見ようと提案すると、彼は勝手知ったるとばかりに新丸ビルの7階へと直行する。そこのテラスに格好の観覧スポットがあるというのだ。行ってみると、なるほどただで入れるスペースがある。しかし、仙台在住なのになんでこんなに東京の、それも新しい場所に詳しいのだ?(さすが物見高いだけのことはある?)私は新丸ビルには初めて行ったのである。(どうせ出不精ですよ)
で、これがその眺め。
さて6時半から宴会が始まった。特筆すべきは、卒業後(というかそれ以前学部進学して以来)会ってなかったクラスメートが飛び入り参加したことである。仲間の一人がFacebookで見つけて、最近旧交を温めておったというのだ。40年ぶりくらいの再会。こういうことになるとFacebookの威力は凄いものがある(「友達の友達かも」は要らんお世話だが)。勿論歳相応に老けてはいた(お互い様)が、当時の面影はかすかに残っていた(しかし、街ですれ違っても絶対に気がつかないだろう)。
交わした会話の内容のごく一部を細密圧縮充填リストで再録しておく。
●最近生まれた孫のこと●職歴、最近始めた新事業●髪の毛の量●家庭菜園の輪作問題●AndroidにするかiPhoneにするか●年金受給手続き●娘は既婚、息子は未婚●老後ふつふつと滾る考古学への情熱●Angry Bird 全面クリア●まだ娘と一緒に入浴してるが、部屋に入ったらキレられた
9時半ころ解散。しかし、日本酒を飲み過ぎた私は、解散直前からの記憶がすっ飛んで、気がついたら日暮里をはるかに越えて目白駅ではないか!あわてて降りて反対側の電車に乗って、また爆睡して目覚めたら神田駅。再度乗り換えて、なんとか帰宅したのは11時半。2時間も彷徨っていたのだ。その間の記憶は乗り換え時の数分のみ。自宅へ歩く路上で吐いちゃうし、なんたる醜態。せっかくのリア充の日だったのに、最後でケチが付いてしまった。orz
※ iPhone4Sのカメラは非常に綺麗に撮れるのだが、3264x2448ドットで3MBにもなり、ここのブログの画像ファイルアップロード制限の1MBを優に超えてしまうので圧縮しないといけない。iMac上で簡単に出来なかった(探せばあるか?)ツイッターで訊いたら、Tomboさんが調べてSimpleResizeという無料アプリを教えてくれたので、ダウンロードして試したら、ワンタッチで簡単に640x480の100KB以下と極めて効率良くリサイズ出来た。それにしてもこれだけの写真を編集しつつ文章まとめるのは、最近長文読み書きが困難になって来ている自分にとってはかなり重い作業で、そのために書くまでに時間がかかった次第。
以前「ヴェネツィア展、スカイツリー…」で書いた仲間の中の一人がめでたく定年退職したのを祝うため、上京するのを機会にまた集まって飲み会をやることになっていたのだが、当日の朝、その本人から電話があって、「今日昼間 東京湾クルーズ へ行くのだが同行しないか?」と誘いがあった。乗船料2千円がロハになるカード(会員権)を持っているという。ここのところ雷雨襲来など天候不順が続いたりもしているが、この日は絶好のバナナ魚日和(?)で、朝からどこかへ出かけたいと思っていたので、一も二もなく乗ることにした。
◆
竹芝桟橋に11:30待ち合わせて乗り込む。乗船口は空港のボーディングブリッジと同じこのような施設が設置されていて驚いた。船に乗るよりも飛行機に搭乗するような気分。
最上階のデッキに行き、正午に出港。速度はゆっくりめ。
すぐ目の前にレインボーブリッジが見えている(出航前)。
東京タワーは低く見えた。
対して、スカイツリーはかなり遠く霞んでいた。
レインボーブリッジをくぐり羽田空港沖まで行って戻ってくる正味2時間の航海。天気晴朗にして波なし。
レインボーブリッジを通りすぎる。
完成したばかりのゲートブリッジが遥かかなたに見えた。
羽田空港では頻繁に離着陸が繰り返されている。55年前、幼稚園の遠足で羽田に行ったことがあるのだが、なんと生での離着陸を見た記憶が無い。その頃の便数は今よりも極端に少なく、1時間に1本くらいしか無かったのかも。
これは管制塔の上に乗っかっているように見えるが、たまたまそう見えるだけ。iPhoneのカメラは明るい場所ではスクリーンが見難くてシャッターチャンスを逃しやすい。
船内ランチはコースで5千円もするので、それはやめて(って予約もしてなかったわけだが)ビールとつまみ(フライドポテトと生ハム・サラミ)だけで済ませた。
とにかく天気は最高で暑かった。27℃くらいまで気温が上がったのだ。日差しも強くかなり日焼けした。
◆
下船してから、山手線で渋谷へ向かう。大学の友人の夫君の退職記念個人コレクション展示会に行くためである。渋谷駅で降りて、オープン直後で話題の渋谷ヒカリエへ寄っていくことにした。11階まで昇って展望台から渋谷の街を俯瞰する。随分ごみごみと立て込んでいるな、という印象。地下でおみやげのケーキでも買おうとしたら物凄い混雑である。平日真昼間なのに。それにしても、ここの顧客ターゲットはアラサー・アラフォーの女性客らしく、まことに面白くもなんともない。トイレは特に女性用が豪華絢爛とか聞いたが、私はトイレオタクではないので、男性用がどうなのか確かめる気も起こらない。
展示の画廊へは15分ほど歩いた。行くとちょうど件の友人が居合わせたので、麦茶など頂いてしばし歓談の後展示を見て回った。そもそも富豪でもない普通の勤め人だった人が集めた美術品コレクションの展示というのは、あまり聞いたことがない。いや、「普通の勤め人」とは言えない。某社でアート部門の展示イベントに長く関わって仕事をしてきたという恵まれた環境にあって、その都度も含め、好みの小品を自費でコツコツ買い集めてきたその集大成で、量が半端無いのである。
勿論、何千万円もするような有名な名画は無いが、良く見知った画家やイラストレーターの作品がいくつもあった。展示の様子はこんな具合。それぞれが個性に富んで面白い。これだけ集めると、一種脈絡のなさもあるのだが、それとは別に、全体として立ち現れる、持ち主(及び細君)の趣味嗜好の広さと深さがそこはかとなく感じられ、さらにアーチストとの親交の様子まで伺えるのだった。
◆
1時間ほどじっくり観てから、二人で東京駅に向かう。宴会場が丸の内オアゾ内にあるのだ。まだ時間があったので、これまた新名所(?)の、再現改装なった旧東京駅舎のドームを見ようと提案すると、彼は勝手知ったるとばかりに新丸ビルの7階へと直行する。そこのテラスに格好の観覧スポットがあるというのだ。行ってみると、なるほどただで入れるスペースがある。しかし、仙台在住なのになんでこんなに東京の、それも新しい場所に詳しいのだ?(さすが物見高いだけのことはある?)私は新丸ビルには初めて行ったのである。(どうせ出不精ですよ)
で、これがその眺め。
さて6時半から宴会が始まった。特筆すべきは、卒業後(というかそれ以前学部進学して以来)会ってなかったクラスメートが飛び入り参加したことである。仲間の一人がFacebookで見つけて、最近旧交を温めておったというのだ。40年ぶりくらいの再会。こういうことになるとFacebookの威力は凄いものがある(「友達の友達かも」は要らんお世話だが)。勿論歳相応に老けてはいた(お互い様)が、当時の面影はかすかに残っていた(しかし、街ですれ違っても絶対に気がつかないだろう)。
交わした会話の内容のごく一部を細密圧縮充填リストで再録しておく。
●最近生まれた孫のこと●職歴、最近始めた新事業●髪の毛の量●家庭菜園の輪作問題●AndroidにするかiPhoneにするか●年金受給手続き●娘は既婚、息子は未婚●老後ふつふつと滾る考古学への情熱●Angry Bird 全面クリア●まだ娘と一緒に入浴してるが、部屋に入ったらキレられた
9時半ころ解散。しかし、日本酒を飲み過ぎた私は、解散直前からの記憶がすっ飛んで、気がついたら日暮里をはるかに越えて目白駅ではないか!あわてて降りて反対側の電車に乗って、また爆睡して目覚めたら神田駅。再度乗り換えて、なんとか帰宅したのは11時半。2時間も彷徨っていたのだ。その間の記憶は乗り換え時の数分のみ。自宅へ歩く路上で吐いちゃうし、なんたる醜態。せっかくのリア充の日だったのに、最後でケチが付いてしまった。orz
※ iPhone4Sのカメラは非常に綺麗に撮れるのだが、3264x2448ドットで3MBにもなり、ここのブログの画像ファイルアップロード制限の1MBを優に超えてしまうので圧縮しないといけない。iMac上で簡単に出来なかった(探せばあるか?)ツイッターで訊いたら、Tomboさんが調べてSimpleResizeという無料アプリを教えてくれたので、ダウンロードして試したら、ワンタッチで簡単に640x480の100KB以下と極めて効率良くリサイズ出来た。それにしてもこれだけの写真を編集しつつ文章まとめるのは、最近長文読み書きが困難になって来ている自分にとってはかなり重い作業で、そのために書くまでに時間がかかった次第。
お疲れさんでした。
by 誘った友人 (2012-05-22 15:20)
↑チェック早すぎ!
常時ウォッチか?
by ask (2012-05-22 15:59)
そんないヒマじゃないっ!
by 誘った友人 (2012-05-22 17:13)
iphoneの写真はキレイですね! というわけで(何が?)私もiphoneのユーザーとなりました。16GB。住所録の登録だけで半日もかかってしまった。トリセツがないのは本当に困る。あってもそれほど使わないと分かっていても。少しずつカスタマイズ中。なになにSimpleresize
というアプリが便利なの、よし、それ早速ダウンロードしよ。
by sano (2012-05-23 07:41)
>私もiphoneのユーザーとなりました。
おっ!それはめでたい。
>住所録の登録だけで半日もかかって
へ?「電話帳コピー」使えなかったんですか?
MNP(電話番号そのまま移行)しなかったわけ?
解説本は一冊買ったほうがいいよ。
by ask (2012-05-23 10:11)