「ワンピース最強考察」(ワンピ漫研団) [サブカルチャー]
今や累計2億冊も売れているという、60巻でだから各巻平均330万部以上!最近さらに人気上昇で61巻の初刷部数は380万部という空前の部数だそうな(60巻は340万部)。
関連イベントで集英社の全雑誌の表紙ジャックやら、渋谷駅のポスター群やら、山手線の車内広告占拠とか、「クローズアップ現代」で取り上げられたり、と話題に事欠かない今日この頃。
今や「国民マンガ」と呼んでもいいくらいの大ヒット漫画「ワンピース」。当然私も読んでいる。と言っても私は〈にわか〉ファンである。「少年ジャンプ」を毎週読むのは30年近く前にやめたので、連載が始まったくらいのことはなんとなく把握していたが、たまに床屋の待合室で断片的に目を通すくらいが関の山だった。当然、ストーリーを追ってなどいなかった。注目し始めたのは4年くらい前からか、日曜朝9:30からのアニメを視るようになった。スリラーバークでのモリアとの戦いのちょっと前あたり、ブルックが仲間になる頃だった。「結構面白いじゃないか」と毎週欠かさず視るようになってしまった。もっぱらアニメだけで単行本は買わなかったが、インペルダウンあたりからマリンフォード頂上戦争にかけて異様に面白くなってきたので、「これは原典に当たらねば」と56巻から買い始めた。
ところで、ub7637さんと突発Twitterオフをやったときの「議事録」(笑)にも、「●「ワンピース」の壮大で緻密な世界構築」などという文言があるが、そう、まさにそこなのだ。
とにかくこの漫画は、だらだらと際限なく続くようでいて、決してマンネリに陥らず、しっかりしたストーリー展開の筋が一本通っている。つまり、これは長期的な展開の計画が明確に設定されていて、それに従って綿密に進行しているらしいのだ。それゆえ、どうもやたらと大小の伏線が多い。
そこで、書店で目について買った本がこれである。この本はガイドブックではないので、アニメを見始める以前の粗筋を私が追うには不向きで、ストーリーやキャラクターなどはもう既知の前提として、それよりもっと背景・設定・真相に突っ込んだマニアックな解析を行っている、いわば「攻略本」いや「謎本」なのだった。(この作品に関する同じ趣向の本はたくさん出ていて10冊近くあるようだが、この本はなかなか読み応えがある。出来の良い方ではなかろうか?)
私は50巻(?)以前の話を殆ど知らないので、この本で触れられている多くの固有名詞(人名や地名)がまるでピンと来ないため、「ふ〜ん」としか反応しようがないのだが、それにしても対象が対象なだけに内容は濃い。豆知識的な情報部分もそれなりに中身があった。伏線に関しての解析が多く、何十巻も間を隔てて、「あの時の言葉は、実はこれのことだった」と関連付けられる、という例がゴマンと出てくる。よくまぁ、細かく調べたものだ、とも思うが、中にはちょっと憶測や牽強付会が過ぎてるんじゃないの?という部分もあった。
残念なのは、原作者や集英社の許諾が無いためか原作の絵を一切使えてないことだ。仕方ないけど、臨場感はイマイチだ。
関連イベントで集英社の全雑誌の表紙ジャックやら、渋谷駅のポスター群やら、山手線の車内広告占拠とか、「クローズアップ現代」で取り上げられたり、と話題に事欠かない今日この頃。
今や「国民マンガ」と呼んでもいいくらいの大ヒット漫画「ワンピース」。当然私も読んでいる。と言っても私は〈にわか〉ファンである。「少年ジャンプ」を毎週読むのは30年近く前にやめたので、連載が始まったくらいのことはなんとなく把握していたが、たまに床屋の待合室で断片的に目を通すくらいが関の山だった。当然、ストーリーを追ってなどいなかった。注目し始めたのは4年くらい前からか、日曜朝9:30からのアニメを視るようになった。スリラーバークでのモリアとの戦いのちょっと前あたり、ブルックが仲間になる頃だった。「結構面白いじゃないか」と毎週欠かさず視るようになってしまった。もっぱらアニメだけで単行本は買わなかったが、インペルダウンあたりからマリンフォード頂上戦争にかけて異様に面白くなってきたので、「これは原典に当たらねば」と56巻から買い始めた。
ところで、ub7637さんと突発Twitterオフをやったときの「議事録」(笑)にも、「●「ワンピース」の壮大で緻密な世界構築」などという文言があるが、そう、まさにそこなのだ。
とにかくこの漫画は、だらだらと際限なく続くようでいて、決してマンネリに陥らず、しっかりしたストーリー展開の筋が一本通っている。つまり、これは長期的な展開の計画が明確に設定されていて、それに従って綿密に進行しているらしいのだ。それゆえ、どうもやたらと大小の伏線が多い。
そこで、書店で目について買った本がこれである。この本はガイドブックではないので、アニメを見始める以前の粗筋を私が追うには不向きで、ストーリーやキャラクターなどはもう既知の前提として、それよりもっと背景・設定・真相に突っ込んだマニアックな解析を行っている、いわば「攻略本」いや「謎本」なのだった。(この作品に関する同じ趣向の本はたくさん出ていて10冊近くあるようだが、この本はなかなか読み応えがある。出来の良い方ではなかろうか?)
私は50巻(?)以前の話を殆ど知らないので、この本で触れられている多くの固有名詞(人名や地名)がまるでピンと来ないため、「ふ〜ん」としか反応しようがないのだが、それにしても対象が対象なだけに内容は濃い。豆知識的な情報部分もそれなりに中身があった。伏線に関しての解析が多く、何十巻も間を隔てて、「あの時の言葉は、実はこれのことだった」と関連付けられる、という例がゴマンと出てくる。よくまぁ、細かく調べたものだ、とも思うが、中にはちょっと憶測や牽強付会が過ぎてるんじゃないの?という部分もあった。
残念なのは、原作者や集英社の許諾が無いためか原作の絵を一切使えてないことだ。仕方ないけど、臨場感はイマイチだ。
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