「天冥の標〈3〉―アウレーリア一統(小川 一水) [SF]
シリーズ第3作。やっと最新刊まで追いついた。 前作とは一転して、2300年代の宇宙(太陽系内)を舞台にしたスペースオペラだ。
酸素なしで(つまり宇宙空間で)活動できる人体改造を施された新人類《酸素いらず》の一群が宗教国家を形成し人類内の一大勢力となった時代。その若きリーダー、アダムス・アウレーリアが主人公。しかし、その「BL設定」にはいささか戸惑う。いや、別にこれもあり、なんだけど…。
表面的なドンパチのストーリー展開はなかなか迫力がある。壮大な宇宙、威風堂々の宇宙戦艦の描写、さらには白兵戦なども上手い。
一方で、第2巻に登場した被展開体の動きが背景にあって、大きく言うと二重構造になっているのが普通のスペオペとは違うところか。まだまだ謎が多いのだが、いずれもっと壮大な展開になっていきそうで続きが気になるようになってきた。
酸素なしで(つまり宇宙空間で)活動できる人体改造を施された新人類《酸素いらず》の一群が宗教国家を形成し人類内の一大勢力となった時代。その若きリーダー、アダムス・アウレーリアが主人公。しかし、その「BL設定」にはいささか戸惑う。いや、別にこれもあり、なんだけど…。
表面的なドンパチのストーリー展開はなかなか迫力がある。壮大な宇宙、威風堂々の宇宙戦艦の描写、さらには白兵戦なども上手い。
一方で、第2巻に登場した被展開体の動きが背景にあって、大きく言うと二重構造になっているのが普通のスペオペとは違うところか。まだまだ謎が多いのだが、いずれもっと壮大な展開になっていきそうで続きが気になるようになってきた。
タグ:「天冥の標」
第4巻「機械じかけの子息たち」についてはこちら↓
http://ask0030.blog.so-net.ne.jp/2010-12-07
by ask (2011-11-14 13:03)