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〈読み逃げ〉とは何か [サブカルチャー]

迂闊にも最近になって初めて聞いた言葉に「読み逃げ」というのがある。
mixi用語らしい。この日本最大のSNSサービスでは、読んだ人が〈足跡〉を残す、つまりアクセス状況が逐一記録されるらしいのだが、足跡があるのに何もコメントが無いことをこう称して非難する論調が一部にあるらしいのだ。
 こっそり読むだけなんて許せない!マナー違反だ、というような意識らしい。
 しかし、読んだもの全てにいちいちコメント、挨拶しなきゃいけないなんてナンセンスである。そもそも〈足跡〉が残るという仕様そのものだって、オープンであることの透明性の良さと同時に、読む方にとってはそれを知られてしまうというプレッシャーになるデメリットがあるのではないか? 大体、コメントを当然のように要求出来るほど【意味のあるいい記事】を書いてるのか?というのもかなり疑わしい、なんて言っちゃあオシマイだけど。
 一方「mixi疲れ」という言葉もあると聞いた。コメントしあう友人が増え、さらにまたコメントを返す必要がどんどん増え「義務化」してしまうことによって不毛な無限ループの大量同時発生が起き、余暇時間の大半をそれに費やすはめになり、疲弊してしまうという状態である。そのためmixiをやめる人も多いらしい。
 mixiというのはそういう環境なのか? 勿論大半のユーザーはそんなドツボにはまらず、節度をもって活用をしているのであろうが、こういう事態に陥る人はどうも間違った使い方をしているのではないか?と思う。
 それに対してブログでは読んだ人の記録は見れないので(アクセス数はわかるが)、そういう邪念は発生しない。読んだ人の数の割にはちょっと手応えが少ないなァ、とは思うもののこれでいいと思う。読むと言う行為は基本的に受動的なものであって、それに対してあえてレスポンスを返すというのは、相当な程度の共感または反感、あるいは付随して発展的に発生する想念があって、これを書きたいと思った場合だけ、なのが当たり前であろう。そんなこともないのにとにかく書く、なんてのは自らを【スパム発生源】と化すおぞましい行為ではないか。


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kaz-i

同感同感!スカッとしました。あほくさ!ですね
by kaz-i (2007-03-25 11:27) 

ask

kaz-iさん、コメントどうも。
まぁ、ソーシャルネットワーキングってのは要するに「社交」目的なわけで、言い換えれば「馴れ合い」志向ってことになるわけですから、〈足跡〉仕様(→コメントするのが当然)は必然なんでしょうが、まるで田舎の〈隣家の米櫃の中まで知ってるのが普通〉の人間関係を求めてるんでしょうかね? 確かに都会の乾きすぎた〈隣人の名前も知らない〉ような潤いの無さは問題ですが、それにしても一歩間違えると【ウザったい】ことになりかねませんよね。
by ask (2007-03-25 12:37) 

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