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Evernote 始めました [身辺雑記]

世はまさにクラウド時代、らしいのだけれど、私は今までその手のサービスは使っていなかった。職場というものはないし、基本的にiMac一つしかマシンを持っていないので、〈複数のマシンでファイルを共有する〉メリット・必要というものが無いのだから。
 そんな私のセカンドマシンと言えなくもないのがiPodTouchだ。買って1年以上経つのだが、今までデスクトップのiMacとはほとんど連携していなかった。勿論母艦としてUSB充電と、iTunesを介しての転送は時々やっているが、それは音楽やアプリを片方向に送るのみだった。

 iMacのデスクトップにマウント出来ず、外部ドライブのようにファイル単独のやり取りをドラッグ&ドロップで簡単にできないので、使い勝手が悪いのだ。iOSはコンセプトが違うから仕方がないとも言えるが。例えば外出時にちょっと長めのテキストファイルをiPodに入れて持ちだして電車内で読もう、と思っても出来ない。(なぜか、メールアドレス設定ができないので、自分宛メールを使うことも出来ない)

 一方、iPodでの文字入力は非常にやりにくいので、入力には使う気にはなれない。フリック入力は普通のケータイの、「お」を出すのに「あ」を5回押す方式(あれは人間の使う機械じゃない!)よりはよほどいいのだけれど、未だに上達しない。WiFiが無いとネット接続できず、ツイートも発せないので使う機会も少ない。なので、使わない→習熟度があがらない→遅いので使わないの悪循環で、普通のユーザーならどんどん速くなるのだろうに、私はダメである。(歳のせいか?)

 とは言え、出歩くときのお供はiPodTouch。これは上記のようにWiFiが使えないと威力が半減し、Twitterもやれない。そこで、使い方としては、自宅のiMacのWiFi経由で、寝ていた間のTLをTwitterクライアントソフトで取得(それ用の抽出リストで)してたっぷりロードした上で出かけ、電車内や喫茶店でひたすら遡って読む、というパターンが多い。たまにフリーのWiFiスポットが見つかると、追加分を読み込んだりしている。最近セブンイレブンが全店で提供を始めたので、環境は多少改善されたのだが、日本のWiFi環境はアジアの中でも貧弱なのがどーにもこーにも。

 上述したファイル転送の不自由の問題は、クラウドサービスを使えば解決するのだが、iPodTouchをそういうふうに使おうという発想が起こらなくて、随分前にEvernoteはインストールしてあったものの、全く使わなかった。

 そんな中、昨年末に「音声認識メール」というアプリがiTunesStoreで発売されて、Twitter上でも話題になり85円と安いこともあって購入したのだが、これがなかなか凄い。マイク入力がしやすく、認識(音→ひらがな)能力と(ひらがな→漢字)変換効率が優れていて〈実用に耐える〉レベルに達しているのだ。

↓入力例(音声→文字列の、修正なしの素の結果のまま)
この方式で一体どれくらい長い長文が入力できるのだろうか。まだまだいけるいくらでもいけそうだ。ストーリーの昨日のメモなどもよくわからないところがあった。これの完全な変換のままどんどん入力していくと後で読み直して成功する際に何を言いたかったのか、必ずしもも推測できなくなる。まあそれにしてもを自分の頭の中の発送のペンギンの方と呑めるにはこれでも結構使えるのではなかろうか。ペンギンではない。片鱗である。もうすこしハニカムシェードが良くなれば完璧に近くなるのかなハニカムではない。変換精度である。訂正する際もいちいちそうそして、後者はなくなることだけで電源を訂正するほうがいいかもしれない。もしかしてこの変換辞書はgoogle 日本語入力なんだろうか。よーし驚いた候補の表示画面に顔文字も出てた。この顔文字はパパ出れた。
もう既に600文字近く入力しているが、ブログに拡張部分をこれで入力するのはいかがなものであろうか。拡張ではなく拡張長文
貴社の記者が汽車で帰社した。
それにつけても金のほしさよ
見てきたような装い
 ざっとまぁ、こんな具合である。勿論まだまだ完璧ではなく、あとから読むと意味不明な文字列が結構ある。(その不明度は時間が経つに連れて高まっていく。)しかし、この例文中にも書いた(いや「言った」)が、このアプリでiPodを文章作成支援ツールとして使える、と思った。ネット接続必須なので、WiFiの無い出先では使えないのだが、自宅なら使える。(そもそも、出先って「人前」のほうが多くないか?人前で朗々と音声入力ってあまりやりたくないぞ、他の人はいざ知らず。)
 完成した文章ではなく、思いつくままに断片的なメモを書き殴りで入れておいて、後で修正編集加筆整形すればいいのだ。但し、その後作業はiMac上のフルスクリーンエディタでやりたい。(今更ながら、なんでMac用にこういうのがないんだ?と思う。最初からMacで出来れば転送なんぞという手間は不要なのに。モバイル偏重だ!)

 で、おあつらえ向きに、これの入力結果をワンタッチでEvernoteに転送できるのだ(上記iTunesAppページのスクリーンショットにあるように)。
Evernoteに転送できれば、それをiMacに持って来れる! これだぁっ!!
というわけで、1個のアプリ(の中のメニューボタンの1個)が、私にEvernoteへの道を開かせたのである。まぁ、Evernoteの使い方としては極めてプリミティブで、もっと色々活用法はあるんだろうけど。

 さらに展開がある。Twitterをやっていて、ツイートに貼られたURLをクリックしてそのwebへ跳ぶということは極めて頻繁に起こるわけだが、それはiPodTouchでは画面が小さくて見にくいからやりたくない(そもそもWiFiがない場所では見にも行けない)。そこで、そのツイート自体をコピーして、Evernoteに貼りつけておけば、後で自宅のiMacでゆっくり快適に見れる、ということに気がついたのだ。(←ずいぶんと遅い気づきではある。落語を聞いて3日後に笑うような…。orz)
 具体的には、Twitterクライアント上で〈このツイートをコピー〉→〈クライアントを隠す〉→〈Evernoteを起動〉→〈新規ノート作成ボタン押す〉→〈ペースト〉→〈Evernoteを隠す〉→〈クライアントを呼び戻してTL読み再開続行〉という若干煩雑な手間がかかるけれど、二度目からは同じノートを編集中のままにしておいて、どんどん追加していけばいい。

 後から、iMacのEvernote上でそのURLを含むノート全体を選択して右クリックのコンテクストメニューの一番下の〈URLを開く〉を選べば、全体の中からURLのみを(複数あっても)正しく抽出して跳んで開いてくれるので、非常に楽である。URLだけを選択してSafariへいちいちコピペする必要がないのだ。
 実はこの外出中のTL読み行為は、家の中でもやっているのである。特に冬の寒い中、日が差さないところにあるiMacは使わず、午前中はベランダ側の日当たりのいい場所(午後になると陰ってしまう)にロッキングチェアを置いて暖房もせず、日向ぼっこしながらiPodTouchでTLの遡り読みをやっている(これがホントの安楽椅子ツイッタラー)のだが、このシチュエーションでも当然使えるのだ。写真1枚くらいならその場で跳んで見れるし。これは快適である。
 以上、ギークな方には極めて初心者っぽくて「今頃かい!」的なお話ではあった。

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