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ヴェネツィア展、スカイツリー、水上バス、ちゃんこ鍋 [身辺雑記]

久しぶりに身辺雑記を書こう。

 先週の日曜日、大学時代の友人仲間と年に一度の集まりがあった。教養課程でのクラスメートで、進学した学部学科はバラバラだけれど、何故か長く続いているつきあいで、その理由の一つはメンバーの一人が20年ほど前、若くして急死(喘息発作で)してしまった後の毎年の命日ちかくに未亡人(←同じ大学)も含めて集まることにしたためだ。

 はじめは彼の家に集まって線香などあげていたが、そのうち、いろんな場所(観光地とか、横浜とか)へ行ったりするようになった。毎回連れて来られて参加していた幼かった子供たちも成人し、結婚までするようになっている。さらには孫まで生まれたり…時の過ぎゆくままに。そのうちハワイとか海外旅行しようという話もあるが、日程調整が困難で頓挫している。

 で、今年はどうしようかというのが毎回それ専用のメーリングリストで相談されるのだが、今回はなぜか両国にある江戸東京博物館で開催中の「ヴェネツィア展」を見に行こうということになった。なかなか格調高い提案ではないか。両国へ行くならその後、ちゃんこ鍋を食べようというおまけ付きでの良い企画。

 「遠方より来る」メンバーが二人もいる(仙台と名古屋)ので、集合場所は東京駅・銀の鈴。11時半に5人が集まり、そのまま両国駅へ。

 ヴェネツィアには大学時代にヨーロッパ旅行して行ったことがある。昔、塩野七生の「海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年」を面白く読んだこともあり、懐かしい親しみのある展示だ。かなりの客の入りだったが、文物の展示はいいとして、その商業都市としての歴史のユニークさに関する説明は足りないと感じた。
 1時間ちょっとで見終わってしまい、まだ2時なのに夕方のちゃんこ店の予約時刻まで長い空白時間が発生してしまった。どうしようかと鳩首協議。近くに水上バス乗り場があるので、それに乗って船上遊覧しようということになり、そこへ行くと、どうも運行スケジュールの間が悪く、待ち時間がたっぷりある。

 それではそれまでの間に、と近くにある東京スカイツリーを見に行こうということになった。(物見高い性格の奴が居るのである。)
 私は自宅から毎日見ているから珍しくはないのだが、近くで見たことはないので、否があるはずもない。地下鉄を乗り継いで押上駅へ向かう。大江戸線→蔵前駅→都営浅草線で乗り換える時(駅間の距離が馬鹿長い)にオレンジ色のゲートをPASMOで通ると、初乗りの二重払いはなく通算料金でいけるというのは初めて知った。
 行ってみると、見物客がごった返している。まだ開業していないのにこの人気では、来年の公開時にはどんな騒ぎになるのやら…待ち行列が長すぎて、多分一年以上の間行く気にはならないのではないか?入場料も3千円とかなんとか、バカ高そうだし。
 真下に近いところから見上げる塔はさすがに迫力があった。iPodTouchのカメラアングルにはとても収まりきれない。
skytree.jpg
対角線の中に収めてやっと撮ってもこのとおり根元は入らない。第一展望台が東京タワーのてっぺんくらいの高さなんだから「パネェ」高さだ。地デジなんかやらず衛星放送にすれば費用は段違いに安く済んだのだ、という話を思い出したり、骨組みの鋼材は全て形が違う、という話とか。1分で着く高速エレベータだと加速や減速時にGや逆Gが凄いのではないか?とか思ったり…。

 20分くらい見て、錦糸町へバス、総武線で両国へ戻り、水上バス3時50分発に乗り込む。船賃はどこまで行っても、またここに戻ってきても同一500円とリーズナブルである。夕暮れが近い時間帯のせいか、客は非常に少ない。可愛いガイド嬢が沿岸の建物や橋の名前を説明する。なんか「ブラタモリ」か「タモリ倶楽部」に出てるような気分である。いろんな橋が別々の色のペンキで塗られていて、もしかして、この水上観光のために塗り分けているのかしら?と思った。渡っている車からは見えない裏側の部分だからね。
 さっき見てきたスカイツリーを名物「うんこビル」越しに捉える写真がとれた。
unko.jpg
 沿岸の風景は、西側が高層ビル林立に対して、東側(川向こう?)は高い建物が少ない。当然か。上流へ遡って浅草まで行き、反転して下る。越中島まで行き、また反転して両国桟橋へ戻る。レインボウブリッジまで行けたらと思ったが、さすがに時間が短いので無理だった。正味50分ほど。こういう視点からの眺め、しかもそれが流れていくのは滅多に経験できないので、なかなか面白かった。

 再上陸して、メンバーの一人の奥さんが合流。ちゃんこ屋へ向かう。ちゃんこ鍋は実は初めてだが、なかなか美味しかった(高かったけど)。2時間ほど歓談して飲みかつ食べ(料理を写真を撮る発想はあまりしないので写真は無し)、お開きになってもまだ7時半。東京駅に戻り、地下街の喫茶店でコーヒーなどでまた喋り。9時頃解散。

 喋った内容を《細密圧縮充填リスト方式》で書きたいが、殆ど忘れてしまった。まぁ、互いの近況と息災を確認しあうという趣旨の集まりなので、よろしいかと。

タグ:写真 iPodTouch
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コメント 1

duznamak

普段見慣れているものでも、友人と一緒だと、いつもとは違った角度で見れたり、新たな発見があったりするものなのでしょうね。
それにしても、「ブラタモリ」「タモリ倶楽部」的な雰囲気の水上観光とは、羨ましい限りです。
by duznamak (2011-11-24 16:18) 

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