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「第9地区」 [映画]

映画「第9地区」を観てきた(丸の内ピカデリー)。Twitter上でも非常に評判がいいので、これは見逃せない、と。有楽町駅前の大黒屋で前売り券を1300円で買って。
 予備知識は何もなしで行った、わけではなくて、直前に交通会館の三省堂書店で「キネマ旬報」を見たら、これの関連記事も載ってたので、パラパラと目を通したのだが。勿論ネタバレはしてなくて、設定の説明だけ。
 なかなか目新しい設定と展開で、息もつがせない。面白かった。ストーリーは既に他のブログなどでいっぱい書かれてるだろうから省略する。(書くのが面倒なので^_^;)
 それにしても、臨場感が半端ない。画像は荒く手持ちカメラで撮っているかのようなのだが、ドキュメンタリー風の作りと共に現実感が増している。実際にスラム地区で撮影したようだ。(スタッフで喉や気管支を痛めるものが続出したとか)
 低予算なのかなと思ったら、3千万ドルつまり30億円近くと、結構カネがかかっていて、それはヘリや派手な撃ち合いやら爆発やら、エイリアンのCGなどが盛り沢山だからだろう。
 CGと言えば、ちょっと気になったのがエビ型エイリアンの動きで、最初「着ぐるみか?」と思ったほど、ヒトの動きにそっくりなのだ。しかしウェストが極端に細く、また手足が異様に細い体型なので、これは着ぐるみはあり得ない。つまりは例のモーションキャプチャーに違いない。で、あまりに人間的な動きをされると、かえって異星人としては不自然なんじゃないの?とか思ってしまうのだ。せっかく非人間的な形態(いや、十分人間に近い体型か?)なのに、モーションキャプチャーでそっくりな動きにしてしまっては興冷めと言うものではなかろうか?
 興冷めと言えば、〈ご都合主義〉的なところも沢山あって、あまりに偶然に頼った展開やら不自然な設定が多いところも気になった。(何しろ私はご都合主義大嫌いなもので)
 どこが、を説明してしまうとネタバレになるので書かないけれど。
 ま、そういう欠点を差し引いても迫力、スピード感、エイリアンも含めたキャラクタ造形、最後の余韻など、出来の良い作品でおすすめ、と言える。
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