SSブログ

パソコンクラッシュ顛末記 [身辺雑記]

 8月12日のこのブログにローマ字で書いたように、長年使ってきたiMac(Flat Panel)がクラッシュした。そのため、今や私にとってライフラインとも言うべき存在になっているインターネットへのアクセスが出来なくなり、ブログもTwitterも出来なくなってしまうという危機的状況に陥った。
 そして、1週間が過ぎて、やっとここにこうして書けるように回復したのだが、この顛末を記録しておこう。
(ちなみに、誰が読んでも面白くも何ともありませんので、スキップを推奨します)
 ところで、アクセスできなくなったのに、なぜ件の緊急記事が書けたのか。古いMac(Power Macintosh MT300、OSは9.1)を引っ張りだしてホコリをはらってなんとかアクセスできたからだ。しかし、そのシステムは古すぎて、Netscape4.7とInternetExplore5しか入っておらず、HTMLのバージョン対応が古くて、画面のレイアウトが崩れまくり、処理速度もめちゃくちゃ遅く、さんざん待たせた挙げ句途中で異常終了したり、認証のための暗号プロトコル未対応でそれ以上進めなかったりで、ほとんど使い物にならず。

 なので、自分のブログにコメントがついたかどうかをチェックするくらいしか出来なかったし、Twitterでも非効率に部分的にROMすることしか出来なかった。そのもどかしさに気分は最悪。
 で、故障の状況だが、ソフトウェアアップデートをしようとして、iTunes,Safari,Securityの3つをダウンロードしてインストールを開始したらいつまで経っても終わらない。さんざん待った挙げ句いったん電源落として(これがまずかったのか?)再起動したら、最初の灰色画面(アップルロゴが表示されてその下で処理中の円がグルグル回るだけで30分経っても変わらない。何度やっても同じ。これで青くなった。マシン自体は相当使い込んだので買い替えていい時期だから、そんなに惜しくはない。問題は各種データのファイルだ。大事なものがいっぱいある! 多くの友人のメールアドレスとメール内容、今まで撮ったデジカメの写真、読書関連エクセルファイル、iTuneの音楽ファイル、などなど。そして、その多くがバックアップしてなかった!パソコンユーザーにあるまじき怠慢だ。

 あまりの事態に、茫然自失。喪失感の大きさは半端じゃない。しかし、なんとかファイルを救う可能性はあるかも、と一縷の望みを抱きつつ、しばらくはほうけたようになっていた。翌日には迎え盆で田舎へ行かねばならなかったし、16日は送り盆と施餓鬼でやはり再度田舎へ行く必要があったので、それが終わるまで手を着けかねた。

 17日にアップルのユーザーサポートへ電話してみた。するとiMacのその機種はもうサポートを終了していると言う。つまり修理は出来ないと。「せめてCDからの起動方法はないか?」と訊くと「Cのキーを押しながらか、光学ドライブイジェクトキーを押しながら電源投入すれば…」と言うのだが、それは既に何度も試し済みで、トレイは出てこないのだった。で、これは諦めた。

 午後、銀座のアップルストアへ行く。2階の「天才」が集まっているような(?)コーナーがあって、個別相談に応じているようなので、近づいていくと係員が寄って来て「予約してありますか?」と言われ、予約が必要なのを初めて知った。迂闊である。ここで買っても定価販売で、しかも持ち帰り出来ないので、近くの有楽町ビックカメラへ行って買うことにした。買う機種はもう決めてあった。
iMac 24inch Core2Duo2.93GHz Memory4GB HD640GB 定価198,800
である。幸い在庫があって持ち帰り可能だったので、すぐに購入。
 ここで、店員に例のことをまた訊いてみた。「CD起動するためにトレイを出すにはどうすればいいのか?」と。すると、マウスをクリックした状態で電源を入れればトレイは出る、と言うではないか!もしくはオプションキーを押しながらで起動ディスク選択画面が出る、とも。「CDからOSXで起動してもファインダーは使えないから、OS9で起動できればそこからファイルは救える。CD-R書き込みも出来る」という耳寄りな話を聞けたのだ。これは有り難かった。それにしてもアップルのサポートは知識不足ではないか?

 帰途はつらかった。本体は11.5Kgだが、箱はかなり大きく(発泡スチロールはもう少し節約出来るんじゃなかろうか?)15Kgは超えていたろう。歩いて帰って来た際は腕が抜けそうになった。
 帰宅して店員の話を試すと、なるほどうまく行った。これで必要なファイルをCD-Rに書き出すことが出来た。しかし、iTunesライブラリの曲データは5ギガ以上ある。DVD-Rを入れたら認識しない!これは参った。OS9ではDVDはサポートしてないようだ。手間が全然違ってくる。ま、失うよりはましだが。USBメモリも使えるので、8GBくらいのを買うという手もあるか。
 ところで、新iMacだが、ユーティリティソフトに"移行アシスタント.app"というのがあって、旧マシンとFirewireでつなぐといろいろデータを持って来れるようだ。場所の関係でまだつないでいないのだが、いずれ試してみよう。

 で、新しいマックの印象だが、とにかく大画面の迫力が凄い。ほぼ倍の面積があるので、web画面もフルに2つ同時に開いておける。Twitterしながら、そこに出てくるURLの画面を並べて見れるというのは快適だ。ただ、画面が広すぎて、眼球運動が激しくなるというか、目覚めているのにREM状態。目が疲れるという副作用はあるような。ともあれ、画面が広いということは、バカでかいを入手したようなものである。作業は格段にやりやすくなる。まさに広いデスクトップだ。
 ま、時間はあるので、今後ゆっくり以前のファイルの移行を進めていこう。
タグ:Macintosh
nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 1

duznamak

 Netscapeって言葉の響きに、懐かしさを感じました。あの時代は、ISDNが憧れだったなぁ・・・。

 とりあえず、HDD自体はやられていないようで、安心いたしました。かつて死にゆくHDDからデータのサルベージをしたことがあるのですが、あれは本当に胃(と心)の痛くなる作業でした。
by duznamak (2009-08-21 20:22) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。