SSブログ

モスキート、聞こえたような嘘を言い [世の中]

…なんて人は、若作りをしたい人である。
などと冗談はさておき…。
 モスキート音とは若者にしか聞こえない高周波音で、最近、公園やコンビニ、自販機前に深夜までたむろして騒ぎ、顰蹙を買っている若者たちを【排除】するために、この高周波音発生機を据え付けようという動きがあると聞いた。
 この話を聞いたときの第一印象は、なんて姑息な、おぞましいことを考えるのだろう!という不快感だ。人をまるで害虫扱いしてるではないか、と。

 近隣で実際に迷惑を被っている人にすれば、手段がどうのこうの言ってる場合ではなく、とにかく居なくなって欲しい、のだろうけれど、でも、やはり、こんなやり方は醜く陋劣だ。あまりにもエレガントじゃないし、情けない。右翼の街宣車が大音量で軍歌とか演歌を流してたりするのは明らかに音の暴力だが、今回のような、若者にとってのみ不快な音を流すというのは、これもまた暴力(しかも狙い撃ち)の一種ではないか? 暴力をもって人の行動を左右しようとしても、真の解決にはならないし、社会に対する彼らの反感はいや増すに違いない。
 時々彼らのたむろする姿を目にするが、私はあれを見ると〈下流社会を絵に描いたよう〉だと感じる。彼らは言わば逆境にあり、ただ追い払うのでなく、行き場の無い若者たちに行き場を持たせる事の方が肝要ではないか。勿論これは単に〈格差〉から来る、カラオケ代すらままならないといったお金の問題だけにとどまるものではなく、もっと精神的な貧しさの問題であるように思われる。ヘンな音で解決出来る問題ではあるまい。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。