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アルコール依存症の危機 [セカンドライフ]

 お恥ずかしい話だが、私の引退生活上で注意しなければならないのはアルコールである。新聞などでよく見聞きするが、定年退職後にアルコール依存症に陥る人が多く居るらしい。仕事を失って、(再就職もせず)一日中家に居て、特に趣味も無いような人、もともと仕事中毒で、生活の張りを失って無聊を慰めるために朝から飲んでしまうようになり…、というパターンらしい。
 本屋でこんな本を見かけた。
定年性依存症~「定年退職」で崩れる人々

定年性依存症~「定年退職」で崩れる人々

  • 作者: 岩崎正人
  • 出版社/メーカー: WAVE出版
  • 発売日: 2009/03/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 買わずにちょっと立ち読みしただけだが。

 アルコール依存症は恐ろしい病気である。完治しにくく闘病は厳しく辛い。肝臓や脳がやられ、余病も併発し、寿命は著しく縮むだろう。退職して、せっかくこれから老後を楽しむ時期を迎えたというのに、アル中になってしまうとはなんと理不尽で不幸なことだろうか。こんな事態はなんとしても避けなければならない。肝心なのは節度を持った自己管理だろう。

 そもそも、決まった年齢で誰も彼もが一斉に強制的に退職させられるという制度はおかしい。人によってリタイア適性年齢は違う。老化の進行度は個人差が極めて大きいし、他の要素(子供の年齢など家族の状況や財産など)もいろいろだ。それを一律に扱うのはあまりと言えばあんまりではないか。他に客観的な指標がないので〈年齢〉で決めるしかないのだろうが…。やむなく仕事を離れる人は要注意だ。
 私の場合は「定年」でなく、自ら選んだ退職なので、若干事情は異なる(と思うんだが)。〈すること〉がなくて酒に逃げる、紛らわすという機序はあり得ない(筈だ)。むしろ仕事のストレスが無くなった分、アルコールの必要性は薄まった筈だ。
 しかし、私には元々アルコール依存への危険性がある。
「夕飯前に『あ〜一杯やりたいな〜』と思うようになったら、もうアル中の初期」
だという話を聞いたことがある。ホンマかいな?とも思うが、私は間違いなくアル中途上にある。父親は大酒飲みだったし、叔父は悲惨な末路を辿った。
 若い頃は酒に弱く宴席でもすぐに寝てしまうような状態だったのが、年とともに徐々に酒量が増え、退職前に既に日曜などは朝から飲んだりして、1日でビールロング缶4本つまり2ℓものむことが多くなったりしていたのである。平日でも1ℓが普通。
 4月以降毎日2ℓ飲んでいる訳ではないが、大体1ℓ以上は飲んでいる。
 さすがにこれはヤバい、と思って、昨日から酒を断ってみた。最後に飲んだのは一昨日の就寝前だから、そろそろ48時間近くになる。飲みたくてたまらない。禁煙したときとほぼ同じような、体全体が渇望しているような感覚で、これはまずい! 特に空腹になると酷くなる。これは今までの夕食時の飲酒が長年続いた結果、空腹→飲酒の条件反射が出来てしまっているということかも知れない。
 幸い離脱(禁断)症状は出ていない。せっかく早期退職したのにアル中なんかになってしまったら目も当てられない。何のための退職か! この禁酒はこのまま出来るかぎり続けてみようと思う。3日でも5日でも1週間でも。その方が貴重なお金の節約にもなるんだし。
       (という訳で、続報を待たれよ)
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