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Amazonのカスタマーレビュー [身辺雑記]

 私はこのブログに載せた書評のいくつかを、殆どそのままの形で、amazonの当該書籍の「カスタマーレビュー」投稿欄にコピペしたりしている。勿論全部そうしているわけではなく、気が向いたら、といういい加減さだが。
 あそこでは、個々のカスタマーレビューについて「何人中、何人が、『この記事が参考になった』と投票しています」という表示が出る。読んだユーザー(書いた本人を除く)が投票できるボタン(「このレビューは参考になりましたか?(y/n)」)があり、それが集計されているのだ。この数字というのはなかなか興味深い。ちなみにちょっと露出趣味かも知れないが、私の全成績表をお見せしよう。
 私のカスタマーレビュー数は現在17個で、レビュアーランキングは19,199位となっている。かなりトホホな数字である。もっとも、最初はランク自体付けられていなかった。いつの間に付いたかはわからない。投票総数143票中「参考になった」は74票で、約半分しかない。


 「書名」→「Amazonで付けたタイトル」(参考になったとした投票数/全投票数)
「『痴呆老人』は何を見ているか」→「全日本人必読!」(3/3)
「悦楽の園」→「おおらかな作品だ」(0/0)
「中国に人民元はない」→「あまりにも〈ヘン〉な国家」(1/1)
「移動都市」→「宮崎アニメの影響力」(0/2)
「私の男」→「引き込まれる凄さ」(2/7)
「病む月」→「不純愛小説集」(0/0)
「モスラの精神史」→「知的興奮を誘います」(3/3)
「普通の家族がいちばん怖い—徹底調査!破滅する日本の食卓」→「放っておくと、大変なことに、なりますよ。」(16/34)
「治療島」→「期待はずれ」(5/6)
「削除ボーイズ0326」→「駄目だな」(3/5)
「人体 失敗の進化史」→「面白い!」(5/5)
「少子社会日本—もうひとつの格差のゆくえ」→「説得力はあります」(7/13)
「魔法」→「翻弄される展開」(0/3)
「精霊の守り人」→「大人の鑑賞に堪える、ってか大人向け」(16/18)
「新・UFO入門—日本人は、なぜUFOを見なくなったのか」→「まぁこんなもんでしょ。」(4/28)
「生物と無生物のあいだ」→「しみじみと興味深い」(7/13)
「三番目の魔女」→「素晴らしい設定・着眼点」(2/2)


 このデータを眺めているといろいろなことが見えて来る。
●総投票数が多いのは、新刊の話題本である。やはり見に来る人が多いからだろう。
●(0/0)は古くて誰も見に来なかったり、新本でもマイナーなものか?
●総投票数(分母)があるのに、評価が0の「魔法」は明らかに〈ネタばらし〉を憤った反応であろう。反省。
●満点(分母=分子)は5件しかない。(しかし、1/1や2/2ではあまり意味が無く、最高で5/5というのが悲しい)
●実際に読んだ人の総数は示されないが、自分自身の行動(余程感心でもしないといちいち評価ボタンは押さない)からしても、閲覧数はもっとずっと多いのだろう。
●ボタンを押すというアクティブな行為は、普通肯定的な、共感や感謝などの好印象を抱いた時にするものであって、そうでなければただスルーするところだが、敢えてわざわざ「参考にならなかった」ボタンを押すというのはよっぽど反感を抱いたのであろう、と思われる。そういう点では私の記事は、見た人の半分が反感を抱いたという恐ろしい結果を示している。(特に反感が18件もあった「普通の家族が一番怖い」では甲論乙駁の論争が起こったのだが、その反対陣営からのものだろう)

 これはアマチュアが書く書評というものについて考えさせられる結果をいくつか含んでいる。新聞や雑誌の書評欄に載るものはプロが書く以上、簡潔な内容紹介、作者の横顔、その本の位置づけ評価など必須項目を漏らさずになるべく客観的に書かねばならない。が、カスタマーレビューの場合はそんな縛りはなく、自由に書いて構わないのだが、それだけにそれを読む他のユーザーからの評価は厳しいものがある。Amazonの「投稿する際の注意書き」には禁じ手として、常識的なマナーの他に
>短すぎるレビュー(なぜ気に入った、また気に入らなかったのかを説明してください)
>長すぎるレビュー
>商品と無関係なコメント
>「参考になった」の投票を促すコメント

なんてのが載っている。最後のはお笑いだが、適切な長さというのは勿論大事な要素である。
 私なりに思うのは、書評というのはたとえアマチュアであっても
読みやすく分かりやすいこと。
一読者としての評価を明示する(その理由も)
そしてなにより、ネタバレは厳禁!!


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