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東京アメッシュ、リニューアル [実用]

 今日は全国的に雨模様で、やっと梅雨らしい天気になった。それにちょうど符合するかのように、今日7月2日からインターネット上の降雨情報サイト「東京アメッシュ」がリニューアルした。(ローカルな話で恐縮です)
 これは東京都下水道局が運営するもので、東京地方を中心として雨雲レーダーが捉えた降雨状況を細かなメッシュ(雨のメッシュだからアメッシュ、という…このネーミングについてはノーコメントとしたい)で、10分ごとに更新表示している。なんで下水道局が雨なんぞに注目しているかと言うと、〈大雨が降ると下水管が溢れる〉ことになりかねず、ポンプ所や処理場の運転管理上常にウォッチする必要があるからだ。
 ま、それほど珍しいものではないのだが、私は雨の日などには結構活用させてもらっている。なんと言っても、普通の天気予報サイトで見られるレーダー画像よりも格段にメッシュが細かい(250m、気象庁のは1000m)のが良い。つまり同じ表面積の地域を16分割した細かさで見ることが出来るのだ。これだけ細かいと、大雑把な場合に感じるよそよそしさでなく、〈今この界隈に居る自分の体感〉にぴったり来るのだ。いわば隔靴掻痒の逆、情報の深み、身近さが違って来るのである。しかも10分間隔で過去2時間分を次々に表示出来るので、空間的体感と共に時間的な眺望も得られ、これまでの動きから、さらにはおおよその予測も可能になり、「雨雲の動きからして、この分なら30分後にはもう傘は必要ないな」という判断も出来るのだ。
 特にこれが役立つ人は、地下や窓のない部屋などで働いていて、外の様子が分からない人達だろう。そういう場合の、傘を持って帰途につくべきかどうかの良い判断材料になる。
 今回のリニューアルで変わったのは、
>・画面表示の広域化(表示範囲を拡大し、広いエリアを網羅します。)
と、他県からのデータも取り込むことで、今までよりも格段に広い範囲を表示出来るようになった。神奈川県全域、埼玉・山梨のほぼ全域、千葉・茨城も広がっている。水源地の群馬県も入ればもっと面白いのに。
>・降雨強度区分の細密化(降雨の強度を8段階に区分し、よりきめ細かくなります。) 以前は確か5段階だったと思う。ま、これは実際はあまり違いは無い。
>・操作性の向上
スクロールが手掴かみで出来るようになった。
 しかし、改悪点もある。以前では「拡大表示2」というのがあって、全域のアップ画像があり、デカ過ぎて縦横にスクロールしないと表示しきれない大迫力の画面があったのが廃止されてしまった。これは残念だ。
 それともっと問題なのは、Macintoshの標準ブラウザSafariで表示出来なくなってしまったことだ。
>Safari以外のブラウザでNetscape7以上、Firefox2につきましては、東京アメッシュは、
>正しく表示できることが確認できております。
>そのため、ご不便をおかけいたしますが、マックご使用の皆さまにおかれましては、
>上記のブラウザ環境でお使いくださいますようお願いします。

と、あっさり改善を放棄しちゃってる!自宅ではマックユーザーである私にとって、これはなんとも残念だ。前向きに検討して欲しいと思う。


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コメント 1

ask

どうせ駄目だろうな、と思いつつ、さっき試したら、なんとMacintoshのSafariでもちゃんと表示されるようになっているではないか!
わずか1週間でのサポート、素早い!見直したぞ!>下水道局
相当クレームが殺到したのだろうか?
何はともあれ嬉しい。
by ask (2007-07-10 00:46) 

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