層化作為抽出法給紙術 [実用]
なんのこっちゃ?と思われるだろうが、これはシュレッダーで大量の紙を断裁する際の効率的テクニックである。
シュレッダーは一度に多数の紙を入れ過ぎると、その機種の裁断能力を越えてしまい、切りきれずストップしてしまう。これを避けるために、通常、紙の束から数枚の適正枚数ごとに手で取り分けて挿入する、という手順を踏む人が多い。実はこれは非効率なやり方である。
そこで上手い方法を示そう。(ただし、これは全ての紙がA4ならA4と大きさが統一されていなくてはならない。)
簡単に言えば、少量の紙をずらしながら、連続的に途切れることなく送り込めばいいのである。つまり、このように↓
============A→
============B→
============C→
============D→
AとBは部分的には同時に刃にかかるが、AとCは(またBとDも)完全にずれているので、そうならない。つまり常に裁断能力の範囲内で作動できるので、無駄な停止時間や、紙を切っていないアイドリング時間を無くせるのだ。
この〈層化作為抽出法給紙術〉をうまく実行するには、シュレッダーの正面に立つのではなく、(右利きの場合)右側に横向きに立つ。左手で紙の束の左辺を持ち、端を撚ってずらした状態にする(札束を数える時にずらすように)。その状態でシュレッダーの滑走斜面上に置いて保持し、右手で2,3枚(A)を弾くように右方向に押し出す。そのAが刃にかかった頃、次のBを同様に押し出す。AとBは接しているので、摩擦が働いて、自動的にAがBを巻き込んでくれる。以下同様にリズミカルに続ければ良い。
知ってる人には当然すぎる当たり前のテクかも知れないが、普段職場で観察していると、この方法を採る人は非常に少ないので、啓蒙の意味はあるかと思い、書かせていただいた次第である。
ちなみにこれは「実用」のカテに入れたが、シュレッダー使用時の紙の量に対応する〈表面積の適正化〉とも言え、「表面積」カテに入れてもいいかも。^_^;
ベストセラーになるハウツー本も、実に当たり前のことをうまく書いています。
by michaela (2007-06-26 10:21)
うまく書けてますぅ?>michaela
なんか、いまいち説明が下手な気がして…。
「よる」って「撚る」の字でいいんだっけ?
by ask (2007-06-26 20:51)