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最近観た映画感想まとめて14本 [映画]

こういうタイトルでの記事は5月15日に書いて以来で、溜まってしまい、14本という数になってしまった。いや何、感想書くのがめんどくさかっただけなんですがね(入院・手術が入っちゃったのもあるけど)。
(例によってネタバレ気味です)


5月18日「この空の花」(有楽町スバル座)
なんとも唖然とする、映画を超えた映画。3000ものカット数。情報量、孕んでいる物語の多量さ。ドキュメントタッチと、俳優が観客に向かって説明するという形式。説明字幕。
一見チープな合成画面はいかにも大林調だが、予算的な制約もあったにしても、描きたい場面(空襲)の凄まじさは伝わる。しかし、原爆模擬弾の演習がこんなに日本の上空で行われていたとは知らなかったし、長岡花火の由来も知らなかった(←無知)

5月23日「ファミリー・ツリー」(TOHOシネマズ日劇)
ジョージ・クルーニも「ER」の頃から見るとだいぶ老けたけど、円熟味が増して来て、いい役者になっている。それにしてもせつない映画。家族間の心理劇として秀逸。難しい年頃の娘と父との関係。夫婦の隙間。親族の血の継承と遺産の重さ。しかし、アメリカの土地所有制度・相続制度ってのはよくわからない。

5月27日「わが母の記」(MOVIX亀有)
原作を読んでないのでわからなかったのだが、予告篇の印象とまるで違う。予告だと、「瞼の母」的なずっと会えないままだった母親との最後の再会、みたいなイメージだったのに、実際は老母のボケ進行の話ではないか。進行しつつも親の愛は変わらない、というシーンがクライマックス。樹木希林はいい味出している。宮﨑あおいも好演。役所広司、やはりこちらも円熟味。

6月14日「君への誓い」(MOVIX亀有)
一番大きなスクリーンだったのに、客は私の他は全て女性4人だけ。確かに派手さはないけど、少な過ぎないか?結構感涙モノっぽいのに。最後はハッピーエンドなのかと思いきや…。

7月4日「スノーホワイト」(TOHOシネマズ日劇)
「ジョン・カーター」でも感じた、最近の映画での女性の戦士化、ここにもまた。ストーリーはよりリアルになっている(のか?!)王子でなくしがない狩人がヒーローというのもなんとも。

7月10日「アメージング・スパイダーマン」字幕2D(MOVIX亀有)
So-netの会員プレゼントに当って、前売り鑑賞券を貰ったので、見た。3Dは目が疲れるし、私の視覚は元々3D仕様で、2次元画面でも奥行きは十分感じられるので余分な料金ももったいないし。場内閑古鳥の10人以下。3Dの方はもっと入ってたんだろうか?
 それにしても、最近リメイクが作られたばかりなのに、今更なんでまた再映画化が必要なのか、あまり意味を感じられない。バットマンの「ダークナイト」みたいな視点の新しさなどは微塵もない。ハリウッドも相当なネタ不足に陥っているらしいのは前々から伝わっては来ていたが…。

7月17日「ヘルター・スケルター」(MOVIX亀有)
沢尻エリカはハマリ役すぎるのではないか?
あくまでも演技なのだろうが、ついつい本人の危ない特性(私のイメージ)と劇中人物像との重なりが強くて、それは「迫真」というのとは微妙に異なる効果か?

7月20日「リンカーン弁護士」(MOVIX亀有)
『リンカーン弁護士』てっきりエイブラハム・リンカーンが大統領になる前の弁護士時代にバンパイアと戦うトンデモ怪奇映画だと思い込んでチケット買って観た。ミステリ映画だと知ってたら観なかっただろうけど、いや面白かった。どんでん返しの連発で唖然。

7月24日「おおかみこどもの雨と雪」(MOVIX亀有)
ネットで話題沸騰のアニメ。賛否両論沸騰らしい。私はイマイチ腑に落ちなかった。狼男というファンタジー部分と、妙にリアルな生活描写との齟齬が、どうも座りが悪い。菅原文太は声だけでなく顔でも出演(出て来た途端に誰が声優をつとめるのかわかったw)

8月1日「ダークナイト・ライジング」(丸の内ピカデリー)
映画の日なので混んでいた。7割くらいの入り。前作の「ダークナイト」よりも「ビギンズ」との関連のほうが強い。あいにく殆ど内容を忘れてたので、あまりのめり込めなかった。展開にご都合主義的な不自然さが鼻につく。
誰かが言ってたが、アメリカ人って、核爆弾の処理(少し離れて爆破)を安直に捉えすぎ。

8月8日「メリダとおそろしの森」(MOVIX亀有)
吹き替え版しか無かった。大島優子の声、そんなに悪いとは思えなかった。
予告篇から抱いていたイメージとはだいぶ違っていた。もっとイニシエーション寄りの話かと思っていたが、意外性に欠けるストーリーはイマイチ。母親との相克があっさり解消する機序がどうも釈然としない。見事なのは、メリダの髪の毛のCGデータ処理量か?あの髪型は「男性ウケしない」ので有名なソバージュだが。

8月16日「アヴェンジャーズ」(西新井TOHOシネマズ)
「日本人よ、これが映画だ」という宣伝文句が一部に物議をかもしてるようだが、「これがSFX映画だ」ということなら首肯できる。それほど特撮が凄い。特にニューヨークのビルを壊しながら飛び交う戦闘場面のリアルさはなかなかのもの。
 それにしても、出てくるヒーローで知ってるのはハルク(以前TVで少しだけ見たことがある)だけで、他のはみな初見。どういう背景、文脈を持った存在なのかわからず、彼らが一同に集まってチームを作るということの凄さ、がピンと来ないので、興奮度は高くない。詳しい人なら笑いどころがいっぱいあるようなんだけど。

8月20日「トータル・リコール」(MOVIX亀有)
シュワルツェネッガーの旧作も面白かったが、今回のもなかなかの出来。特にエアカー(というより電磁反重力カー?)によるカーチェイスが目新しく圧巻だった。それにしてもやけに〈発砲数〉が多い。おおよそのストーリー展開は似ているとはいえ、旧作とはだいぶ設定が違う。原作(未読)は短編で、アイディアだけをそこからいただいているのだろうから違って当然だが、それにしては似過ぎかも。オマージュか?地球貫通エレベータのフォールは面白い。あれって重力駆動だから殆どエネルギーを食わない移動方法なんだよね。その割に中央付近でしか無重力にならないのはヘンだ(ずっと自由落下のはず)。
 舞台がUFB(イギリス)とコロニー(オーストラリア)の2つあるわけだが、どっちに居るのかわかりずらくないか?思い出そうとすると混乱する。

8月22日「桐島、部活やめるってよ」(丸の内ルーブル)
原作は読んでいたので、ついていけたが、未読の人にはちょっと厳しくないかな?
小説では連続短編で主人公が次々に変わって、一人称形式で自分の気持を語るのでわかりやすいのだが、映画ではそうなってない(視点を変えた再現は何度も繰り返されるが)から、推測するしかない。それには情報量が少なすぎると思う。映画部が原作よりも存在感を増やしている。ゾンビシーン(幻想)は余計じゃないのかな?
中森明夫氏によるレビューが評判だけど、ちょっと深読みしすぎのような気が…。
それはともかく、私は男子校で、こういう高校時代は経験がないので悔しいw。そういう意味での共感は無い。世代的にも離れすぎか?
それにしてもやはり橋本愛は美しい。
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