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「はやぶさ」 [映画]

はやぶさの偉業についてはTVで何度か解説特番を見ていて既知の話だ。度重なる障害発生とその克服、帰還時の映像、カプセル内のチリの確保などなど、今更わかりきった話をまた観るのもどうかな?と思っていたが、Twitter上では「名作だ」とか「泣ける」との声が多かったので、他にあまり見たい映画もないし、と見に行くことにした。亀有Ario内のシネコンMOVIXまでは歩いて1時間ほどかかるのだが、天気もいいし、まさに「匂うが如く今盛りなり」の金木犀の香りを道々味わいながらウォーキングを楽しんだ。

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 20世紀フォックスのオープニングが出て、他の映画の予告編なのかと思っていたら続いて本編が始まってしまったので驚いた。アメリカ映画なんだ!(スタッフ、キャストはオール日本人だけど)

 一人の女性科学者(竹内結子)を主人公、というより狂言回しにしてドラマ仕立てで展開するのだが、うーんこういう手法はどうなんだろう?一般人にも入って行きやすい親しみやすさとか、解説部分を喋らせて本筋の要所要所をうまく説明するとかの工夫とも取れるが、いささか彼女の個人生活を描き過ぎなような気がする。そもそも架空の人物なんだし…。恋愛に近い雰囲気まで出てたりする。このあたりは過剰に感じた。
 まぁJAXA職員それぞれが生身の人間としての生活者でもある、ということは出せているので、あまり非難すべきでもない。
 CGを上手く使っている。発射時の上昇するさまを上から見下ろすシーンは、「アポロ13」まんまであった。
 竹内結子の声ではやぶさの独白が入る、つまり擬人化しているのだが、やっぱりそうなりますか、という印象。不自然とかご都合という感じはしない。実際あれだけのことをやる機械(自律度の高いロボット)というのは、擬人化ドライブとでも言うべき心理を観客に与えるだろう。ましてやあの満身創痍ぶりでは。
 最期の帰還の流星になるシーン(我が命燃え尽きるとも)、何度も見ているけど、あらためて泣けました。(涙腺は緩んでいるので、他の場面でも結構…。)

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