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最近観た映画感想まとめて3本 [映画]

 最近見た映画についてまとめて書いておこう。だいたい私は映画のレビューというか感想はなぜか苦手なので、せっかくのブログネタなのに、書かないままのことが多いのだった。それが3本もたまってしまったので、一応「ノルマを果たす」的な意識で。だから、ろくな文章は書けない。全部千円で見た。

「コクリコ坂から」(8月1日・映画の日で千円)
 宮崎駿の息子吾郎氏の監督2作目ということで話題になった。前の「ゲド戦記」は出来が悪く、悪評サクサクだったので、今回はどうなのかなぁ?と不安はあったものの、まぁまぁのというかなかなか良くできていると思った。舞台時代設定はノスタルジックな1963年頃で、その頃の高校生となると私よりも上の世代だ。なので、「懐かしさ」による感情移入は少し薄い。
 父・駿の手法の真似っぽい場面がいくつもあって、これぞジブリ風なのだろうが、息子の芸風は亜流のままでいいわけではないだろう。父も「脅かしてみろ」とNHKのドキュメンタリーで言ってたわけで。とは言え、これは難儀な課題には違いない。
 手島葵の歌声は相変わらず銀の鈴を転がすようで素晴らしい。iTSで2曲購入してしまった。

「ツリー・オブ・ライフ」(8月14日・TOHOシネマズデーで千円)
 正直言って、眠くなった。壮大な映像と語りの連続。「コヤニスカッティ」を思い出させる。神への語りかけなのか?祈りのような独白が延々と続いて、キリスト教の素養がないと理解しにくいのではないか。宇宙的なイメージが頻出しすぎ。
 次男に死なれた悲しみ、長男との不和と和解、といった個人の人生レベルの話なのだが、その親から子に伝わる「生命の連鎖」が、〈宇宙規模〉的意識にまで至るような描き方のように見えるわけだが、ちょっと飛躍と言えば飛躍、強引と言えば強引に感じた。いやそういう意識は嫌いじゃないんだけど。ちょっと構成的にくどくないかな?と。「自己満足映画」という評も目にした。
 絶賛する人とけなす人と評価が真っ二つのようだ。

「うさぎドロップ」(8月20日・MOVIXデーで千円)
 芦田愛菜の可愛らしさを堪能。大河ドラマの「江」の序盤でちらっと見た、涙を流す演技に舌を巻いたことがあるが、それ以降見たことがなかった(何か、犬の出るドラマに出てたようだが)ので、もっと見ようと思ったのが最大の選択理由。演技はうまくて自然。ただ、地のままでいいような普通の子供の役なので、演技力凄い!という印象ではない。
 松山ケンイチは俄養父役を好演してはいるものの、元々この役者は陰のあるちょっと異形な役にふさわしいイメージがあったので、キャスティングとしてはどうなんだろうか?

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