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爆弾低気圧?! [サイエンス]

 今日日本列島に強風が吹き荒れたのは、最近耳にするようになった、あの「爆弾低気圧」(しかし物騒な表現だ!)によるものではないか?と思って調べてみた。
 Wikipediaによると、
>急速に発達する温帯低気圧を爆弾低気圧という。
>世界気象機関の定義によれば低気圧の緯度を φ とし、24時間で 24×(sin φ/sin 60°) hPa 以上の中心気圧の低下が見られたものをいう。
>日本付近は世界の中で爆弾低気圧の発生がもっともよく見られる地域である。
>ただし、日本では気象予報用語としては使用しない用語とされており、「急速に発達する低気圧」と言い換えている。

だそうだ。
 一瞬目がくらくらする数式だが、φに青森辺りの緯度、北緯40°を代入して計算(Excelで、SIN(RADIANS(40))/SIN(RADIANS(60))×24でいいんですよね?)すると、17.81hPaと出た。
 昨日の9時に日本海にあった低気圧は1016hPa、今日9時の津軽海峡上では986hPaだから、30hPaも下がっているので、文句無しにこれだろう。
 この気象現象って、一体いつ頃から発生するようになったんだろう? 私がこの言葉を知ったのはつい最近だ。もしかして温暖化と関係あるんだろうか? 「爆弾」という表現を使わないようにしているのは、〈もしかして気象兵器テロか?!〉という誤解を避けるためかしらん? でも「報道ステーション」ではこの表現を使ってたゾ。

 ところで、ニュースでは日本人女性初の南極点到達が報じられているが、あの人、どっちを向いて寝たんでしょう? 寝る間もなく迎えが来たのかな?


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コメント 2

duznamak

>爆弾低気圧

 全くもって初耳でした。勉強になります。表現の適切・不適切はともかく、「バクダンテイキアツ」っていう響きはけっこう好きです(チープなSFに登場しそう・・・・・・「低気圧爆弾」だったら、なお良し)。
 ところで、低気圧の絵的なイメージでいくと、「爆発」というよりは「爆縮」って感じが僕はします。「この低気圧は、今夜から明日にかけて、爆縮するでしょう」なんてお天気情報が出たら、めちゃくちゃ興奮するよなぁ、なんてアホなことを考えちゃいました。また、より穏当な表現として、「タケノコ低気圧」(急速に成長するから)なんてのも考えたのですが、やっぱり絵的なイメージに合いませんねぇ(天気図上では“節々”が増えて、縮むわけだしなぁ・・・)。


>あの人、どっちを向いて寝たんでしょう?

 件の女性は非常にプラス思考をする方で、「ここには鬼門も裏鬼門も無いのね。嬉しいわぁ」と言って、安心して熟睡したそうです。
by duznamak (2008-01-25 01:43) 

ask

なるほど「爆縮」の方が正確な表現かもね。
まぁ「爆」って字は、音も含めて結構インパクトがありますよね。
比較的新しい言葉では「爆睡」なんてのもあるし。(広辞苑第6版に載ったかは知らないが)
件の女性も「熟睡」じゃなく「爆睡」したのでは?
「爆」についいては久々に「言葉」カテの記事が書けそうな予感。
by ask (2008-01-25 22:00) 

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