「君の膵臓をたべたい」(住野 よる) [小説]
一時期かなり話題になった小説。図書館に予約して半年以上かかってやっと読めた。そもそも恋愛小説は滅多に読まず、さらにこの手の(若い無名の女性作家のデビュー作みたいな、無数にあって一瞬盛り上がる)のにはほとんど手を出さない私なのだが、何故か読んでみようかという気になったのは、何と言っても目を剥くようなタイトルのせいである。
カニバリズムを連想させるタイトルが尋常でない。全然そんな話ではなかったのだけれど。
カニバリズムを連想させるタイトルが尋常でない。全然そんな話ではなかったのだけれど。
「かたづの!」(中島 京子) [小説]
予約して1年近く経って、やっと借りられた。
中島京子の作品で読むのは「小さいおうち」についで2作目。
これは「歴史小説」と呼ぶべきなのか、「時代小説」か?それとも「伝奇小説」か? マイカテのなかでは「小説」に入れるべきか「ファンタジー・…」にすべきか迷った。
中島京子の作品で読むのは「小さいおうち」についで2作目。
これは「歴史小説」と呼ぶべきなのか、「時代小説」か?それとも「伝奇小説」か? マイカテのなかでは「小説」に入れるべきか「ファンタジー・…」にすべきか迷った。
「服従」(ミシェル ウエルベック) [小説]
フランスにイスラム政権が誕生、というセンセーショナルな予言的内容で耳目を集めた作品。遅ればせながら図書館でやっと借りて読んだ。
ウエルベックの作品を読むのは「地図と領土」に次いで2作目。
ウエルベックの作品を読むのは「地図と領土」に次いで2作目。
「野間宏作品集〈1〉暗い絵 崩解感覚」 [小説]
「ボラード病」(吉村 萬壱) [小説]
「日本文学100年の名作」第5巻1954―1963 [小説]
この、かなり大掛かりなアンソロジーについては以前から目にはしていて、心惹かれてもいたのだが、手にしたのは初めてで、それも既に書いたように、「その木戸を通って」(山本周五郎)が収録されており、それを読むのが目的で借り出したのだったが、せっかくなのでこの粒選りの作品群全部に目を通した。さすがにどれもこれも読み応えがある。
以下、各作品について。
日本文学100年の名作第5巻1954-1963 百万円煎餅 (新潮文庫)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/12/22
- メディア: 文庫
以下、各作品について。
「その木戸を通って」(山本 周五郎) [小説]
山本周五郎の作品は読んだことが無かった。映画化されたものは見たことは何本かあるのだけれど。
だいぶ前からこの短編小説についての多くの高い評価(中には「山本周五郎の最高傑作」という声もあったように記憶している)を断片的に何度か目にしていて、ぜひ読んでみようと思っていたのだが、なかなか図書館で文庫(短編集)の中に見つけられずに月日が経ってしまっていたのだった。
しかし、真面目に検索すると、このアンソロジー(これはこれで掘り出し物だ)の中に収められているのを発見して、借り出して読んだ。
だいぶ前からこの短編小説についての多くの高い評価(中には「山本周五郎の最高傑作」という声もあったように記憶している)を断片的に何度か目にしていて、ぜひ読んでみようと思っていたのだが、なかなか図書館で文庫(短編集)の中に見つけられずに月日が経ってしまっていたのだった。
しかし、真面目に検索すると、このアンソロジー(これはこれで掘り出し物だ)の中に収められているのを発見して、借り出して読んだ。
日本文学100年の名作第5巻1954-1963 百万円煎餅 (新潮文庫)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/12/22
- メディア: 文庫
「居眠り磐音 江戸双紙1 陽炎の辻」(佐伯 泰英) [小説]
どうした風の吹き回しか自分でもわからないのだが、ちょっと時代小説でも読んでみようか?とふと思った。
時代小説と歴史小説との違いは微妙でよくわからないのだが、「歴史〜」が実在の人物(多くは有名)を史実に基づいて描く(解釈する)のに対して、「時代〜」はフィクションで娯楽色が強く、剣豪や捕物、人情などのサブジャンルがある、といった程度の理解だ。
時代小説と歴史小説との違いは微妙でよくわからないのだが、「歴史〜」が実在の人物(多くは有名)を史実に基づいて描く(解釈する)のに対して、「時代〜」はフィクションで娯楽色が強く、剣豪や捕物、人情などのサブジャンルがある、といった程度の理解だ。
タグ:時代小説