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「君の膵臓をたべたい」(住野 よる) [小説]

一時期かなり話題になった小説。図書館に予約して半年以上かかってやっと読めた。そもそも恋愛小説は滅多に読まず、さらにこの手の(若い無名の女性作家のデビュー作みたいな、無数にあって一瞬盛り上がる)のにはほとんど手を出さない私なのだが、何故か読んでみようかという気になったのは、何と言っても目を剥くようなタイトルのせいである。

君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい

  • 作者: 住野 よる
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2015/06/17
  • メディア: 単行本


 カニバリズムを連想させるタイトルが尋常でない。全然そんな話ではなかったのだけれど。

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「かたづの!」(中島 京子) [小説]

予約して1年近く経って、やっと借りられた。
中島京子の作品で読むのは「小さいおうち」についで2作目。

かたづの!

かたづの!

  • 作者: 中島 京子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/08/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


 これは「歴史小説」と呼ぶべきなのか、「時代小説」か?それとも「伝奇小説」か? マイカテのなかでは「小説」に入れるべきか「ファンタジー・…」にすべきか迷った。

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「服従」(ミシェル ウエルベック) [小説]

フランスにイスラム政権が誕生、というセンセーショナルな予言的内容で耳目を集めた作品。遅ればせながら図書館でやっと借りて読んだ。

服従

服従

  • 作者: ミシェル ウエルベック
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2015/09/11
  • メディア: 単行本


 ウエルベックの作品を読むのは「地図と領土」に次いで2作目。

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「野間宏作品集〈1〉暗い絵 崩解感覚」 [小説]

高校生の頃読んで記憶にかなり強く残っている作品に、野間宏の「地獄篇第二十八歌」と「顔の中の赤い月」という二つの短篇があった。どちらも新潮文庫「暗い絵・崩壊感覚」というタイトルの短編集に収めてあったものだと思う。
 で、最近になって、その昔読んだ本を読み返してみたいという気持ちが起こり、この作品の入っている作品集を図書館の蔵書検索で見つけ借り出した。開架にはなく書庫に入っていたのを出して来て貰ったのである。

野間宏作品集〈1〉暗い絵 崩解感覚

野間宏作品集〈1〉暗い絵 崩解感覚

  • 作者: 野間 宏
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1987/11/06
  • メディア: 単行本


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「ボラード病」(吉村 萬壱) [小説]

図書館の棚の中で〈目が合った〉ので借りて来た。この作品だけを収めた単行本だが、長篇というより「中篇」の長さ。なのですぐに読み終わった。

ボラード病

ボラード病

  • 作者: 吉村 萬壱
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/06/11
  • メディア: 単行本


 このちょっと変わった、と言うより意味不明なタイトルは以前から目にはしていたのだが(その胡乱な印象から作者は奥泉光かと思い込んでいたが、違っていた)、初めて読む作家だ。芥川賞作家なのに、である。

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「日本文学100年の名作」第5巻1954―1963 [小説]

この、かなり大掛かりなアンソロジーについては以前から目にはしていて、心惹かれてもいたのだが、手にしたのは初めてで、それも既に書いたように、「その木戸を通って」(山本周五郎)が収録されており、それを読むのが目的で借り出したのだったが、せっかくなのでこの粒選りの作品群全部に目を通した。さすがにどれもこれも読み応えがある。

日本文学100年の名作第5巻1954-1963 百万円煎餅 (新潮文庫)

日本文学100年の名作第5巻1954-1963 百万円煎餅 (新潮文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/12/22
  • メディア: 文庫


 以下、各作品について。

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「その木戸を通って」(山本 周五郎) [小説]

 山本周五郎の作品は読んだことが無かった。映画化されたものは見たことは何本かあるのだけれど。
 だいぶ前からこの短編小説についての多くの高い評価(中には「山本周五郎の最高傑作」という声もあったように記憶している)を断片的に何度か目にしていて、ぜひ読んでみようと思っていたのだが、なかなか図書館で文庫(短編集)の中に見つけられずに月日が経ってしまっていたのだった。 
 しかし、真面目に検索すると、このアンソロジー(これはこれで掘り出し物だ)の中に収められているのを発見して、借り出して読んだ。

日本文学100年の名作第5巻1954-1963 百万円煎餅 (新潮文庫)

日本文学100年の名作第5巻1954-1963 百万円煎餅 (新潮文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/12/22
  • メディア: 文庫

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「居眠り磐音 江戸双紙1 陽炎の辻」(佐伯 泰英) [小説]

どうした風の吹き回しか自分でもわからないのだが、ちょっと時代小説でも読んでみようか?とふと思った。
 時代小説と歴史小説との違いは微妙でよくわからないのだが、「歴史〜」が実在の人物(多くは有名)を史実に基づいて描く(解釈する)のに対して、「時代〜」はフィクションで娯楽色が強く、剣豪や捕物、人情などのサブジャンルがある、といった程度の理解だ。

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タグ:時代小説
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