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「キラキラネームの大研究」(伊東 ひとみ) [言葉]

 キラキラネーム、またはDQNネームの隆盛についてはもう10年以上前から(発生したのは1995年くらいかららしいが)気にはなっていた。取り沙汰される実例の名前が、あまりにもトンデモないものばかりで、「お前、正気か?!」と名付け親に向かって叫びたくなるほどのものだった。つまりはセンセーショナルな絵に描いたような反応を私も(誰かの狙いどおりに?)していたわけだ。

キラキラネームの大研究 (新潮新書)

キラキラネームの大研究 (新潮新書)

  • 作者: 伊東 ひとみ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/05/16
  • メディア: 新書


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タグ:日本語 漢字
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「悪質性」という言葉に対する違和感 [言葉]

テレビのニュースを観ていたら、トヨタの女性取締役(取り締まられ役ではない)の麻薬輸入事件について「悪質性が低いと判断して不起訴」という表現がなされた。
「悪質性が低い」

なんて表現は初めて聞いた(多分)。

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〈鸚鵡返し〉話法の蔓延 [言葉]

 最近テレビでトーク番組(に限らないが)を観ていると、会話の中でやたらと〈鸚鵡返し〉が使われていて、聞いていて違和感・不快感を催すことがとても多くなったと感じている。
例えば
「北海道へ行ったんですか?」→「北海道へ行ったんです」
「美味しいものを食べに?」→「美味しいものを食べに」
「北海道生まれなんですか?」→「北海道生まれなんです」
てな調子である。

 単に「そうです」とか「いいえ」とか、Yes,Noで答えられる質問に、なんで全文反復するのか?お前は自動RTボットか?!と言いたくなるくらいの酷さだ。まだるっこしく冗長極まる。

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「〜して貰っていいですか?」という表現に対する違和感 [言葉]

最近TVなどで、人にモノを尋ねる場面、何かを頼む場面等で良く聞く言葉だが、聴いてて非常に違和感がある。

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「驚くべき日本語」(ロジャー・パルバース) [言葉]

 毎日新聞今年4月13日の書評欄(←残念ながら会員でないと見れないようだ)で見て、タイトルにまず惹かれた。一体どういうことか?と。

驚くべき日本語 (知のトレッキング叢書)

驚くべき日本語 (知のトレッキング叢書)

  • 作者: ロジャー・パルバース
  • 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
  • 発売日: 2014/01/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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タグ:日本語
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「言葉と歩く日記」(多和田 葉子) [言葉]

 多和田葉子というとても毛色の変わった(日独バイリンガル)作家には芥川賞受賞作の「犬婿入り」も含めて前から関心があったのだが、読むのは初めて。これは小説ではなく、岩波新書で出た「日記」。

言葉と歩く日記 (岩波新書)

言葉と歩く日記 (岩波新書)

  • 作者: 多和田 葉子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2013/12/21
  • メディア: 新書


 この「言葉と歩く日記」というタイトルに惹かれた。どんな内容なのか、一見奇妙に響く。エッセイと言っていいのだろうが、「歩く」と言う言葉が入っているようにこれは紀行文的な要素も強い。
 とてもアクティブにいろんなところに出かけて講演や朗読会をしたり観劇したりコンサートを聴いたり、沢山の人々と会って交流し、いろいろなことをやっている様が描かれている。しかし単なる紀行ではなく、常に《言葉》に関する多様なこだわり、考察が散りばめられていて、それぞれが実に面白い。

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新たな「万能下の句」の出現 [言葉]

「万能下の句」と言えば
   「それにつけても金の欲しさよ」
である。これはどんな上の句の後に続けてもそれなりに破綻なく意味が通ってしまうという、正に「万能」な句だ。金の欲しくない人間はあまり居ないし、それもどんな(金銭とは無関係の)シチュエーションであろうとも成立するという身も蓋もない《真理》に依っている。

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「言語小説集」(井上 ひさし) [言葉]

井上ひさしは日本語の達人にして言語遊戯の達人。その彼が「中央公論・文芸特集」に1992〜95年にかけて掲載した短篇を編んだ本。図書館で偶然見かけて、《本に呼ばれて》借りてきた。これは読まずばなるまいと。

言語小説集

言語小説集

  • 作者: 井上 ひさし
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2012/03/30
  • メディア: 単行本


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タグ:言語遊戯
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