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リウマチではなかった [セカンドライフ]

  前回書いたように、関節痛・疲労感などが続きリウマチの疑いが濃厚に思えた(あくまでも自分の考えで、だが)ので、主治医に頼んで院内紹介で膠原病科(以前は「アレルギー膠原病科(アレ膠)」という呼称だったが)の予約を取ってもらい、6月12日(金)に初受診した。

 問診に加え指関節などの触診や聴診器での診察をして医師が言うには、「あまりリウマチっぽくない」と。むしろ今まで受けてきた抗癌剤治療の中に併用されていた副作用(吐き気)防止のためのステロイド剤が手術前(3月中旬)以降化療中止とともに中断されているために、それが防いできた症状(炎症など)が今になって出てきているのでは?みたいな見立て。(膠原病科の医師は当然ステロイド剤についても詳しいのであった。)
 念のため、リウマチ関連の血液検査はしておきましょう、ということになり採血して帰宅した。

 その一週間後の昨日19日、膠原病科再診。血液検査の結果は「陰性」。つまりリウマチではなく、最初の見立てが正しかったような雲行き。

 その前に自分でネットで調べて「ステロイド剤の離脱症状」についての説明文を見つけていた。長期にわたって投与されていたステロイド剤を急に止めると、起きることがあると。これかも!と頭の上にLED電球(60W相当)が点灯した。それにしても、「離脱症状」とはこれまた随分剣呑な言葉ではないか! 昔は「禁断症状」と言っていたはずの、まず何らかの依存症があって初めて起こる類の、まるで麻薬かアルコールかドラッグか、と見紛うばかりの恐ろしい言葉。まぁこれを起こさないためには、急に全面中止するのでなく、徐々に減らせば良いらしいとそんなに怖いわけでもなさそうなんだけれど。

 ともあれ、そうなると、その日再開する化学療法(前回までと同じ種類)でステロイド剤も同様に再開するので、もしかしたら、それでケロッと治るのではないか?という期待が出て来たわけである。

 複数科受診していたので化療開始が遅れて、終わったのは6時過ぎだった。
 効果はすぐに現れた。帰り道にかなりの長距離を歩いていて、痛みなどを感じなくなっていたのである。朝の来院時より明らかに違う。帰宅してもそうで、疲労感はなくなっていた。

 今朝起床した時も変わらずで、寝不足気味(化療の当日夜は寝付きが悪くなる。しかも今回は休薬期間が3ヶ月もあったためか、抗癌剤自体の副作用(なぜか吐き気でなく胸焼け)は今までで一番激しく、なかなか寝付けなかったのだ)で「爽快な目覚め」とはとても言えないが、それでも今までの毎日とは違って明らかに疲労感が無い。これではっきりした。離脱症状からの離脱だ! 化療を受けることで却って体が楽になるとは因果な体になってしまったものである。

タグ:大腸がん
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