総閲覧数100万回突破（但しフェイク）

7年前の2006年、ちょうど8月に始めたこのブログの総閲覧数が今日ついに百万回の大台に達した。



　まる７年もかかってやっとこの数字というのはしょぼいけれど、個人零細ブログとしては記念すべきキリ番には違いない……と普通なら言うところだが、ことはそう単純ではない。タイトルにもあるように、この数字はフェイクなのである。

　以前「アクセス解析での新たな異変？」でも書いた状況（たった一人の訪問者が十回以上も同じ頁を読み出している）はその後も変わらず、むしろひどさを増している。以前は１日辺りのPVが千回を超えることはごく少なかったが、最近は頻発していて、8/10以降、10日1149、12日1237、19日1106、21日1289、23日1160、24日1126、26日1038、27日1656と来て、28日などはついに２千回を超えてしまった（2076）。その時の頁別アクセス数を見ると、こんな具合なのだ。



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　これを見ると、例の《たった一人が多数回読み出す行為》が該当記事数、回数ともに増えているのがわかる。回数などは5〜60回に及ぶ勢いだ。これによる水増し効果は1日当たり500〜1000回以上に及ぶだろう。数の多いいくつかの記事にはスパムコメントが付いたりしている。
　相変わらず、理由は謎である。全く世の中には不思議な事もあるものだ。とにかく、こうなるともはや「総閲覧数」は意味をなさなくなってしまった。世の中には、広告やアフィリエイトなどで稼ぐために（？）自ら水増し工作をする輩も居るようだが、ご案内の通り私はブログで「小銭」（文字通り数十〜数百円。「小金」だったら数百万円だろうが）を稼ぐ意思は全くないので、こんなことをわざわざ赤の他人がやってくれても全く意味がなく、ありがた迷惑ですらない。PVの意味を無化するという点でただの迷惑なだけである。マスターベーションを他人にやって貰って、何が楽しいのだ？！
　
　というわけで、もはや私のこのブログにとって「総閲覧数」は意味を失ってしまった。「何の因果でこんな仕打ちを」と腹立たしい事この上ない。
　ゆえに、今後はこれに触れることはしないことにしようと思う。（自分一人で密かに見ることも少なくなるだろう。）
　まぁ、もともとRSS参照数やらタグへのそれやらがごたまぜに算入されていて〈水増し〉数字ではあったので、正確な読者数傾向を示すものではなかったのではあるが。

　かくして、記念すべき「百万回読まれたブログ」に関するこの記事は「総閲覧数への死刑宣告文」となった次第。

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