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「世界侵略:ロサンゼルス決戦」 [映画]

たまにはこういうド派手な映画もいいかと思って見に行った。
 宇宙人との地上戦闘シーンはなかなかのものだし、攻撃された街の広いアングルでの荒廃の特撮描写も迫力があったものの、いまいち乗りきれなかった。フェイクドキュメンタリー手法なのか、カメラが揺れすぎて「船酔い状態」になり気分が悪くなってしまったのだ。

 突っ込みどころは多い。そもそも海兵隊が宇宙人と銃撃戦、という設定・展開に無理がありすぎると言うか、リアルさを感じられない。(別にリアルを狙ったものではないだろうが)
 宇宙人のテクノロジーのレベルと戦法との齟齬が笑わせる。

 悪魔のような異種生物の理不尽な攻撃に対して市民を守るための自衛戦争、というシチュエーションでの英雄的行為の感動的描写がなされるのだが、罪のない他国民を大量に殺し、今や世界中から嫌われているアメリカ軍の自信喪失を慰めるには、もうこんな絵空事しか考えられないのか、という感がした。

 アメリカ人はこんな映画を見て「海兵隊凄い!アメリカ万歳!」と興奮するんだろうか? まぁ、するんだろうけど。
タグ:SF映画 CG
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