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「瞳の奥の秘密」 [映画]

 これまたTwitter上で評判よかったので見に行った。なにしろ米アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞作。
 インターネットで上映スケジュールを見ると14:15〜と15:15〜の間が1時間しか無く、電話で確認すると、2スクリーンでやっているので、とのこと。
 評判が良すぎてか、有楽町の大黒屋で前売り券が売り切れ、近くのガード下のチケット屋にも無く、シャンテ・シネの窓口で泣く泣く1800円支払う羽目になった。入りはまずまずで7割くらいは埋まっていた。
 アルゼンチン映画というのは(多分)初めて見た。スペイン語なので、全くわからない。「アディオスアミーゴ」とか少しは聞き知った言葉が出るかと思ったが、皆無。あちらの社会制度がよく分からないので、主人公ベンハミンの身分が、検事なのか裁判所の調査員なのか戸惑った。警官的な仕事までやるし…。政治の腐敗ぶりも暗示されるが、その辺の歴史についても疎い。経済破綻したのはこの二つの時期の中間だったか?
 25年前の殺人事件捜査と現在が交錯する展開はよく出来ている。メイクでその歳月を表現できているのが見事。時間の流れ、人生と人との交わりの深さを感じさせる。前半途中、中だるみして強烈な眠気に襲われて(睡眠不足でもあったのだが)、すこし見逃してしまった。それ以降は激しい流れに引き込まれ、ラストはあっと驚くドンデン返し。執念の凄さ!

 個別ネタを少々(ネタバレあり)。
◆サッカー場の遠景からの空撮がどんどん近づいて観客に寄っていくワンカットシーンは凄かったが、途中の観客席性がアップになる流れる場面で一瞬断絶があったように見えたのだが、あれは自分のまばたきのせいだったのだろうか?(しかし、なんであそこに犯人が現われるとわかったんだっけ?)
◆犯人イシドロを尋問するシーンで、イレーネが相手を挑発して正体を出させるところ、宮部みゆきの「模倣犯」を思い出した。
◆ベンハミンだけが身を隠し、イレーネはとどまって無事だったのはなんでだろう?
◆終盤近く、真犯人はもしや夫のリカルドでは?という疑念が湧いた人は私だけか?

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