SSブログ

「味噌汁で顔洗え!」という言葉 [言葉]

を思い出してしまった。
 以前、職場の先輩から
「味噌汁で顔洗え!」
という言葉を投げつけられて、目がテンになったことがあるのだ。な、な、な、なにそれっ!と頭がパニックになった。そんな慣用表現は初耳だった。
 さて、この言葉を思い出したきっかけは、言うまでもなく、東国原宮崎県知事の自民党からの総選挙出馬要請にからんで、松浪健四郎議員との間で「顔を洗って出直せ」の応酬が行われたと報じられたことによる。  それにしてもこの代議士、例の水かけ事件といい、よっぽど水をひっかける(顔を洗え、とは相手の顔に水をかける行為に殆ど等しいであろう)のがお好きなようだ。ま、これは余談。

 で、本題は「味噌汁」云々である。これは、この言葉を吐いた人の出身地である茨城県に特有のローカルな表現だったのだろうか? それともその人のオリジナルだったのか?
 とにかく、なんともインパクトのある言い様だ。かなり気持ち悪い表現だし、食べ物を粗末にする冒瀆的な印象も無くもないし、一方で〈味噌の成分はお肌に良い〉のではないか?と「♪母さんのあかぎれ痛い、生味噌を擦り込む〜♪」の歌を思い出したり、思いは千々に乱れたと言う記憶がある。
 という訳で、長年の疑問であるこの言葉の起源について、これを読んでいる茨城在住または出身の方に訊いてみたい、という May I ask? なので、よろしくお願いします。
nice!(0)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 0

コメント 5

duznamak

どこかで目にしたことがある気がしたので、記憶と本の山を掘りおこしてみました。『美味しんぼ』第9巻に収録された「再会の丼」というエピソードにおける1コマに、「ミソ汁で つら洗って 出なおしてこい」なるセリフがあります。
by duznamak (2009-06-25 14:08) 

ask

>記憶と本の山を掘りおこして
わぉ!
わざわざ大変な手間をおかけして申し訳ございません。
どうも有り難うございます。
ググっても殆ど出て来なかったもので…。
で「美味しんぼ」ですか。「では聞くが」(c)雄山
それは誰の発言だったのですか? と言うか、方言的な起源を示唆するようなものはなかったのかな?(ある地方の名物料理関連とか)と。
by ask (2009-06-25 18:30) 

duznamak

>誰の発言

 落語家、快楽亭八笑師匠の言葉です。なので、あるいは(落語的な)江戸っ子言葉に、こういった言い回しがあるのかもしれません。あるいは、『美味しんぼ』的な表現なのか。

 それから、ストーリー紹介をしているありがたいページを発見したので、参考にどうぞ→http://www.asahi-net.or.jp/~an4s-okd/private/bun/man0090901.htm
by duznamak (2009-06-26 01:51) 

ask

>快楽亭八笑師匠
そうか、落語かぁ。ありそうですね。

>ストーリー紹介をしているありがたいページ
読みました。詳しいシチュエーションがわかりました。
余談ですが、この頁の冒頭辺りで「しらける一堂」とあって、〈なんで美味しんぼに「奇面組」の一堂零が出て来るんだ?〉と一瞬焦りました。
by ask (2009-06-26 09:46) 

味噌汁

ずいぶん前の記事へのコメント失礼。

ご質問の表現、江戸時代からある言い回しです。
いわゆる江戸っ子の「地口」というやつで、
何かを言う際にそれに類する(意味上、あるいは発音上)言葉を利用して
面白おかしく言いかえるんですね。

「おそれいりました」→恐れ入谷の鬼子母神
「その手は食わない」→その手は桑名の焼きハマグリ
「これが見えないの?」→役に立たねぇ目ん玉なんかくりぬいて
            代わりに銀紙でもはっておけ!

こんな具合に。落語を聞いたり戯作文学とかを読むと出てきます。
by 味噌汁 (2018-09-01 11:54) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。